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日銀金融政策、人工知能は据え置きを予想-決定会合

  • クレディ・スイスと野村は追加緩和の予測でアルゴリズムを活用
  • 14年10月の質的・量的緩和拡大の可能性をコンピューターは示唆

日本銀行の金融政策を予測する腕前では機械が人間より上手だ。

  日銀が欧州中央銀行(ECB)に追随し追加金融刺激に動くかどうかをアナリストが見極めようとする中、クレディ・スイス・グループと野村証券のアナリストらは人工知能に助けを求めている。両社は日銀の文書の山から金融政策の方向性に関する洞察を引きだそうと、コンピューターアルゴリズムを導入した。

  エコノミスト調査で追加刺激策を予想しない意見が大勢だった2014年10月の会合について、クレディ・スイスの指数では追加緩和の「高い可能性」を示した。野村の分析によると、日銀の声明に表れた景況感が政策決定前に低下していたという。

  両社の分析は1年前にも政策の方向性を正しく読み取っていた。昨年10月の会合を前に、エコノミストのほぼ半数は追加緩和があると予想していたが、野村の分析では景況感の改善を示し、クレディ・スイスは追加刺激策の確率は「極めて限定的」と見ていた。

  両社の現在の予測では、黒田東彦総裁率いる日銀金融政策決定会合は今週、政策を据え置く見込みだ。

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  クレディ・スイス証券の白川浩道チーフエコノミストは電子メールで、同行の指数に日銀の差し迫った行動は示されていないと述べた。野村の水門善之エコノミストは、同社の最新データは景況感の観点からみて現時点で追加金融緩和を支持していないと語った。

  だが、機会が人間に取って代わるにはまだ至らない。クレディ・スイスは同社の指数はぶれが大きく、向こう1-2カ月の変化を予想する場合にのみ役立つとしている。
  
原題:Artificial Intelligence Sees Kuroda’s BOJ on Hold This Week(抜粋)

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