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アックマン氏:人民元とリヤル下落見込む取引、奏功せず-当局介入で

  • 同氏のファンドは中国とサウジの通貨下落に備える取引行う
  • 両国当局による自国通貨防衛がリターンに打撃与える

アクティビスト(物言う投資家)として知られる資産家のビル・アックマン氏は、自国通貨防衛のために当局が労を惜しまないということを身をもって知ることになった。

  ヘッジファンド運営会社パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントの創業者であるアックマン氏は、中国株安や原油安の影響に対するヘッジとして人民元とサウジアラビア・リヤルの下落に備える取引を行ったが、中国人民銀行(中央銀行)とサウジアラビア通貨局(SAMA、中銀に相当)の介入によりこれらの取引はほとんど奏功していないと、アックマン氏は26日に公表された投資家向け書簡で指摘した。パーシングのファンドの運用成績は昨年マイナス20.5%。

  アックマン氏は「われわれは得策ではないと考えているが、中国とサウジアラビアの両国は引き続き数千億ドルを費やして自国通貨を防衛している」と指摘。「この通貨・相場ヘッジが大規模であるほか、元安基調が続き、サウジ・リヤルに対する圧力が高まっているにもかかわらず、われわれはこれらの投資でこれまで小幅な利益を得ているにすぎない」と説明した。

原題:Bill Ackman Finds Shorting Yuan, Riyal More Vexing Than Valuable(抜粋)

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