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米キンダー会長:74%減配は長期的にプラス-十分な手元資金確保

  • 新規プロジェクトの承認要件を引き上げ-短期で利益生むものを選好
  • キンダー・モルガンの業績と原油価格を結び付けるのは誤り

石油・天然ガスパイプライン運営会社、米キンダー・モルガンの会長で筆頭株主でもある資産家のリッチ・キンダー氏は27日、同社がジャンク級への格下げ回避のため約2カ月前に74%減配を発表したことについて、長期的にはプラスに働く措置だと説明した。

  キンダー氏はヒューストンでのアナリストと投資家向けの説明会で、31億9000万ドル(約3800億円)の減配と時期を同じくして、新規プロジェクトの承認要件となる利益の基準が引き上げられたと指摘。また、長期のものより短い期間で利益を生むプロジェクトへの投資を選好していると述べた。

  株式11%を保有するキンダー氏(71)は同社の業績を原油安と関連付けて考えるのは誤りだとした。キンダー・モルガンの株価は昨年65%下落している。26日にはタームローンと無担保の与信枠拡大で20億ドルの追加流動性を確保した。

  キンダー氏は減配について「一部の人にショックを与え、残念なことだと思われたことは明らかだ」とした上で、減配の結果、経費を賄う上で「十二分の手元資金を確保できたことは誰にでも分かる」と述べた。

  同社は昨年12月8日、2016年の年間配当を1株50セントに引き下げると発表。15年は1.93ドルだった。その1カ月足らず前には、16年に配当を最大10%増やすと表明していた。減配は11年以来。

原題:Kinder Defends $3 Billion Payout Cut That Shocked Investors (2)(抜粋)

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