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米トータル・システム株、12年ぶり大幅安-トランスファースト買収で

  • 買収額が高過ぎると一部のアナリストは指摘
  • S&Pはトータル・システムを「BBB-」に格下げ

27日の米株式市場では、米電子決済処理会社トータル・システム・サービシズ(TSYS)の株価が12年ぶりの大幅下落。同社はビスタ・エクイティー・パートナーズからトランスファーストを約23億5000万ドル(約2790億円)で買収することで合意したが、一部アナリストの間で買収額が高過ぎるとの見方が広がった。

  TSYS株は前日比15%安の39.22ドルで終了。2004年1月以来の大きな下げで、S&P500種株価指数の構成銘柄で値下がり率1位となった。年初来下落率は21%と、S&P500種の7.9%を上回っている。

TSYS Shares Decline

  TSYSの26日の発表資料によると、全額現金による今回の買収が実現すれば、同社は収入ベースで業界6位となる。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は同日、TSYSの信用・債務格付けを「BBB+」から2段階引き下げ「BBB-」とした。同社が買収資金を借金で賄うことを理由に挙げた。買収額はトランスファーストの2016年の予想EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)の13.8倍に相当し、最近の業界の一部買収案件と比べて割高だと、ジェフリーズ・グループのアナリスト、ジェーソン・カッファーバーグ氏は指摘している。

原題:TSYS Tumbles After $2.35 Billion Deal to Acquire TransFirst (1)(抜粋)

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