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ダイヤモンド採掘企業が鉱山会社のお手本に-世界的供給過剰への対応

  • ダイヤ生産会社、価格下落で他の鉱山会社上回る25%の減産を実施
  • デビアス、市場での約100年に及ぶ経験生かし供給を削減

ダイヤモンド生産会社は約100年にわたって市場をじかに運営してきた経験を基に、鉱山業界の他の企業が商品価格下落局面でなし得ないことを達成している。それは、供給を大幅に削減するということだ。

  ダイヤ価格は昨年18%下げ、2008年以降で最大の下落率を示した。デビアスやアルロサなどの大手が生産と販売を減らしたため世界のダイヤ供給は約25%減少した。このような状況は、リオ・ティント・グループやBHPビリトンといった鉄鉱石や銅などあらゆる金属を採掘する鉱山会社では起こらなかった。これらの鉱山会社は過去10年間に生産増強に向け多額の資金を投じているため、弱気相場が長引いても供給過剰への対応は及び腰だ。

The Diamond Miners Show How It's Done

  デビアスは1900年代初頭からダイヤ業界で優位に立ち、世界の供給を事実上独占していた。現在では2位であるロシアのアルロサが加わり、2014年には両社が世界のダイヤ供給のほぼ3分の2を占めた。RBCキャピタル・マーケッツによれば、昨年は両社による供給削減の動きがさらなる価格下落を阻止した。現在、非鉄金属は引き続き値下がりしているが、ぺトラ・ダイヤモンズは今週、ダイヤ価格は底入れした可能性があるとの見方を示した。

  パンミュア・ゴードン・アンド・カンパニーのアナリスト、キーロン・ホジソン氏は「2社が世界の生産の半分以上を占めている。両社は非常に容易に合意点を見いだすことができる。これらの企業は、業界が苦境に陥っており取り組みが必要であることを認識していた」と説明する。

  ここ1年間、全てのコモディティが中国をはじめとする世界景気減速の影響を受けている。中国は多くの原材料の世界最大の消費国で、世界2位の宝飾品市場でもある。英国を拠点とするWWWインターナショナル・ダイヤモンド・コンサルタンツのデータによると、ダイヤ原石の価格は6年ぶりの安値となっている。

原題:Diamond Diggers Show Other Miners How to Handle a Global Glut(抜粋)

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