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ブラックロック会長:エネルギー企業、最大400社が生き残れない恐れ

  • 脆弱なエネルギー企業が債務を履行するには原油価格上昇が必要
  • フィンク氏は移民問題などをめぐりEUの将来を懸念していると発言

世界最大の資産運用会社である米ブラックロックのローレンス・フィンク会長は原油価格について、エネルギー関連企業が債務を履行するのに十分な水準でなく、400社もの企業が存続できない恐れがあると語った。

  フィンク氏は米ニュージャージー州年金投資協議会向けの27日のプレゼンテーションで、「炭素資源価格はより長期にわたり下落する」と予想した。原油価格の見通しや具体的な企業名は示さなかった。

  米国の高水準の在庫や制裁解除後のイランの輸出増をめぐる懸念にグローバル市場の不安定さが加わり、原油価格は今年に入り約15%下落。ブルームバーグが集計したデータによれば、原油急落に伴い、独立系の米石油探査会社の損失は2015年に合計で約140億ドル(約1兆6600億円)に達する見通しだ。

  フィンク氏はまた、移民問題をめぐる分裂や英国の離脱の可能性を理由に欧州連合(EU)の将来を懸念していると発言。中国は富裕層が資産を国外に移そうとしており、先行きを恐れているとの見方を示した。日本に関しては今年の経済成長率を1-1.5%と予想する一方、人口動態は「ひどい状態」にあると指摘した。

原題:BlackRock’s Fink Says 400 Energy Firms May Not Survive Cheap Oil(抜粋)

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