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きょうの国内市況(1月28日):株式、債券、為替市場

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●日本株は反落、FOMCが世界減速リスクを注視-素材、輸出中心売り

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  東京株式相場は反落。米国の連邦公開市場委員会(FOMC)が世界経済の減速リスクを注視していることが分かり、景気の先行きを懸念する売りに押された。鉄鋼や非鉄金属、繊維など素材株、鉱業など資源株、電機など輸出株、海運株が安い。日本銀行の金融政策判断を待とうとの姿勢も強く、主要株価指数は一時プラス場面もあるなど明確な方向感は出にくかった。

  TOPIXの終値は前日比8.6ポイント(0.6%)安の1392.10、日経平均株価は122円47銭(0.7%)安の1万7041円45銭。

  三井住友アセットマネジメントの石山仁チーフストラテジストは、FOMC声明は「今まで通りの主張を繰り返していたという印象で、判断しにくい。思った以上の成果はなかった」と指摘。原油市況も、「在庫が増えれば、すぐに30ドル割れもあり、中国も安定していない。為替の落ち着きもいつまで持続するか分からず、市場心理が揺れている」と話した。

  東証1部33業種は鉄鋼や鉱業、海運、電機、非鉄、保険、繊維、機械、精密機器、石油・石炭製品など25業種が下落、水産・農林や食料品、空運、情報・通信、ゴム製品、小売など8業種は上昇。東証1部の売買高は21億4539万株、売買代金は2兆3773億円。上昇銘柄数は753、下落は1095だった。

  売買代金上位では、今期利益計画を下方修正したアルプス電気や日本航空電子工業が急落。ソニーや村田製作所、TDK、日東電工、東レ、三菱重工業、JFEホールディングス、NEC、川崎重も安い。半面、今期経常利益計画を上方修正したアドバンテスト、9カ月決算の大幅増益と野村証券の投資判断引き上げを受けた日立化成は急伸。JTやさくらインターネット、サイバネットシステム、コーセー、良品計画は高い。

●債券反落、高値警戒感や日銀会合見極めで慎重-フラット化の反動売り

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  債券相場は反落。明日に日本銀行の金融政策決定会合の結果発表を控える中、高値警戒感の強まりを背景に売りが優勢となった。市場参加者からは、前日に30年や40年などの超長期ゾーンを中心にフラット(平たん)化が進んだ反動の売りとの見方が出ていた。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は、前日比変わらずの149円58銭で始まり、いったん1銭高の149円59銭を付けた。その後は水準を切り下げ、149円44銭まで下落。午後の2年債入札結果発表後に下げ幅を縮め、結局5銭安の149円53銭で引けた。前日は149円67銭と過去最高値にあと5銭まで接近する場面があった。

  JPモルガン証券の山脇貴史チーフ債券ストラテジストは、「2年債入札は強い結果」と指摘。債券相場については、「これまで金利低下のスピードが速かったので調整の動きとなっている。昨日に30年債や40年債利回りの低下スピードが速く、強かった地合いの反動だろう」と説明した。日銀決定会合で「追加緩和があるのか、ないのかが焦点。株式市場でも本格的に追加緩和期待で盛り上がっているわけではない」と話した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の341回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.22%で始まり、0.225%に上昇。0.22%に戻した後、再び0.225%を付けている。2年物の360回債利回りは1bp高いマイナス0.02%で開始し、入札後はマイナス0.035%まで低下した。

  超長期債が売られた。新発20年物の155回債利回りは0.5bp高い0.91%で始まり、その後は0.925%まで上昇。前日に1年ぶり低水準を更新した新発30年物の49回債利回りは1bp高い1.155%で始まった後、午後に入って1.175%まで上昇。その後は1.17%で推移した。前日に1年ぶり低水準を付けた新発40年物の8回債利回りは3.5bp高い1.305%に上昇している。
  
  財務省が今日発表した表面利率0.1%の2年利付国債(361回債)の入札結果によると、平均落札利回りがマイナス0.018%と、前回に続いて過去最低を更新。最低落札価格は100円23銭と市場予想を5厘上回った。最高落札利回りはマイナス0.014%と前回に続いて最低更新。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.84倍と、前回の4.72倍から上昇した。
  

●ドル・円は118円台後半、日銀会合結果の発表控え円の上値限定的

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  東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=118円台後半で推移。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明や米企業の業績懸念を受けた米株安で円買いが先行したものの、日本銀行の金融政策決定会合を控えて円の上値は限定的となった。

  午後4時現在のドル・円相場は118円65銭付近。円は一時118円42銭に上昇した後、118円93銭まで下げる場面があった。前日の海外市場ではFOMC発表直後に一時119円07銭と、6日以来の水準までドル高・円安が進んだが、米株がマイナス圏に沈むと、円が徐々に水準を切り上げる展開となっていた。

  IG証券の石川順一マーケットアナリストは、「あすの日銀会合については、政策据え置きが大方の見通しになっているが、追加緩和に踏み切る可能性も排除しきれない」と指摘。「日銀の政策を見極めたいという思惑がレンジ相場に表れている」と話す。

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