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米国債:もみ合い後に上昇、7年債入札は2014年以来の高い需要

更新日時
  • 7年債入札、プライマリーディーラーの評価「極めて良好」
  • 製造業耐久財受注、過去10カ月で最大の落ち込み

28日の米国債市場では7年債相場が上昇。利回りは昨年10月以来の低水準に迫った。12月の製造業耐久財受注は減少し、7年債入札では2014年以来の高い需要がみられた。

  商務省がこの日発表した12月の耐久財受注額は2014年8月以来の大幅なマイナスとなった。米連邦公開市場委員会(FOMC)は前日の声明で、緩やかな利上げ見通しを示した。この日の午後に行われた7年債入札(発行額290億ドル)では、投資信託や外国中央銀行などの間接入札者の落札全体に占める割合が記録上の最高に達した。

  CRTキャピタル・グループ(コネティカット州スタンフォード)の政府債ストラテジスト、イアン・リンジェン氏はこの日の入札について、「FOMCと市場が景気の先行きに対する慎重な見方を強めたため、米国債市場全般に対する信任投票となった」と述べた。

  米国債相場は年初から1.96%上昇。原油価格や世界的な株式市場の急落を受けて、世界的に経済成長が減速しているとの不安が強まり、比較的安全とされる国債を求める動きが広がった。この日のニューヨーク原油先物相場は上昇し、3週ぶり高値を付けた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによると、7年債利回りはニューヨーク時間午後5時現在、2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて1.72%。同年債(表面利率2.125%、2022年12月償還)の価格は5/32上昇の102 20/32。

  7年債入札の結果によると、最高落札利回りは1.759%。昨年12月の2.161%から低下し、2015年1月以来の低水準となった。間接入札者の落札全体に占める割合は69.4%と、データが遡ることができる2009年以降で最高。12月入札では47.1%だった。

  需要の目安となる応札倍率は2.63倍と、前月の2.34倍を上回り、2014年11月以来の高い水準。プライマリーディーラー(政府証券後任ディーラー)22社のうち4社が応じた調査に基づくと、この日の入札は「極めて良好」と評価された。

原題:Treasuries Advance as Note Auction Draws Best Demand Since 2014(抜粋)

(見出しとリードを書き換え、相場を更新、第4段落と第6段落以降を加えます.)
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