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欧州株:上昇、取引終盤に下げ消す-原油反発でエネルギー株に買い

27日の欧州株式相場は続伸。原油相場の反発でエネルギー銘柄が買われ、取引終盤に下げを解消した。一部の企業決算が失望する内容だったことを受け、株価水準を見直す動きもあった。

  米エネルギー情報局の週間在庫統計で、同国最大の原油貯蔵施設で在庫が減ったことが明らかになり、原油相場が上昇に転じた。英蘭系石油会社ロイヤル・ダッチ・シェルはロンドン市場で2.9%上昇。同社株主から英BGグループ買収の承認を得たことが買い材料。BGは3.5%値上がりした。一方、ドイツの化学メーカーBASFは1.8%安。原油・ガス価格下落で2015年第4四半期に6億ユーロの評価損を計上した。

  指標のストックス欧州600指数は前日比0.3%高の340.24で終了。一時は1%下げた。月初来では7%下げており、このまま行けば昨年8月以来の大幅安となる。同指数の株価収益率(PER、予想収益ベース)は約14.6倍と、過去1年余りで最も低い。

  コメルツ銀行のグローバル株式担当エコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「先行きを誰も確信できず、予想を打ち出すほど勇気を持った者もいない」と発言。「決算シーズンもそれほど支援要因とはならないだろう。米当局のこの日の決定が極めてハト派的なら、底を打つ可能性もある。少なくとも熟考しバリュエーションを見直すための時間がとれる」とも述べた。

  この後には米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定が控える。投資家らは1月の市場混乱が米当局の利上げ方針に影響を及ぼすかの手掛かりを見極めようとしている。市場で織り込む米利上げ確率は1月がゼロ、3月は25%だ。

  個別銘柄では、スイスの医薬品メーカー、ノバルティスが3.7%下落。第4四半期の利益と売上高がいずれも予想を下回った。スウェーデンの通信機器メーカー、エリクソンは6.3%値下がり。第4四半期の利益率がアナリスト予想に届かなかった。

原題:Europe Shares Rise in Late Trade as Oil Boosts Energy Companies(抜粋)

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