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イタリア、銀行の不良債権売却計画で欧州委と合意-市場価格で保証

イタリア政府と欧州委員会は、銀行の不良債権処理支援計画で合意した。証券化した不良債権に政府が保証を供与するが、その保証は市場価格に基づくため公的支援とは見なされない内容となった。

  パドアン伊財務相と欧州委のベステアー委員(競争政策担当)がブリュッセルで会談後、合意が26日発表された。売却する不良債権の保証額を政府が決めるにあたっては、リスクが同程度のイタリアの発行体のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)保証料を参考にする。財務省が27日明らかにした。

  伊政府と欧州委の数カ月にわたる交渉を経た合意は、バッドバンクを設立するという当初の政府案からは後退する内容となった。同案の下での不良債権売却は違法な公的支援になり得るとの懸念が欧州委側にあったためだ。イタリアの銀行株は過去2週間ほど、不良債権処理で合意に至らないとの不安から激しく変動していた。

  この日のミラノ市場では、イタリアの銀行で有形自己資本に対する不良債権のエクスポージャーが最も大きいモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナが一時8%高。現地時間午前9時55分現在は4.6%高の0.735ユーロ。ポポラーレ・ディ・ミラノ銀行は0.4%上昇。

原題:Italy Reaches Bank Bad-Debt Deal With EU at Market Prices (1)(抜粋)

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