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中国国営メディア、人民元弱気派を酷評-空売り「疑う余地なく失敗」

中国の主要国営メディアが人民元支援を一段と声高に叫んでいる。著名投資家のジョージ・ソロス氏が中国経済はハードランディングに向かっているとの見方を示したことで、こうした論調がここ1週間でヒートアップしている。

  国営の新華社通信は27日配信の英文記事を通じ、人民元の空売りを仕掛ける投資家は「勉強不足」だと論じた。共産党機関紙の人民日報は中国語の論説で、この種の取引は疑う余地なく失敗するだろうとコメント。先週末以降、新華社はこういった記事を相次ぎ配信しており、その全てが中国経済はまずまずのペースで成長していると訴えている。

  ラボバンク・グループの金融市場調査責任者マイケル・エブリー氏(香港在勤)は、「好きなだけ論説を書けばいいだろうが、2足す2が5にはならない。そんな主張を展開しても投機を振り切ることはできないだろう。ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)が悲鳴を上げ、景気持ち直しが始まらなければ、人民元は値下がりするとの構図が鮮明だ」と述べた。

  エブリー氏は年末時点の人民元相場を1ドル=7.53元と予想。ブルームバーグが調査するアナリスト41人のうちで最も弱気な見通しを示している。

  ソロス氏は先週、世界経済フォーラム(WEF)年次総会が開催されていたスイスのダボスでブルームバーグテレビジョンのインタビューに答え、中国経済の「ハードランディングは事実上不可避」であるとし、アジア通貨下落を見越した取引をしていることを明らかにした。新華社はその後、同氏は「半分目が見えていない」ためそうした見方をしているなどと伝えていた。

原題:Yuan Bears Denounced as Delusional, Doomed by China State Media(抜粋)

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