21世紀フォックスの独立系映画部門、フォックス・サーチライトは、米国の南北戦争前の奴隷反乱を描いた映画「ザ・バース・オブ・ア・ネーション(原題)」の配給権を取得した。米ネットフリックスなどとの競争に勝ち、取得額はサンダンス映画祭史上最大級となった。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。

「ザ・バース・オブ・ア・ネーション」
「ザ・バース・オブ・ア・ネーション」
Source: Sundance Institute

  匿名を条件に語った関係者によると、フォックス・サーチライトは1750万ドル(約21億円)を支払うことで合意。ネットフリックスの提示額は2000万ドルだったという。フォックス・サーチライトの広報担当者は26日に取得の事実を認めたが、条件は明らかにしなかった。ネットフリックスにコメントを求めたが、回答は得られていない。

  同作の監督および共同製作者であるネイト・パーカー氏はサンダンス映画祭からのウェブキャストで、「最終的にはサーチライトとの間に縁を感じた」と説明。「われわれが期待する同作の世界への影響や世界へのアプローチという点で、関連性や相乗効果があった」 と語った。

ネイト・パーカー氏
ネイト・パーカー氏
Photographer: George Pimentel/Getty Images for Sundance Film Festival

  「バース・オブ・ア・ネーション」は19世紀の米国でナット・ターナーが率いた奴隷反乱の実話に基づいている。

  同作の権利売却についてはウェブサイトのデッドライン・ドット・コムが先に伝えていた。ソニーの映画部門なども取得提案を行ったという。

原題:Fox Said to Fend Off Netflix in Deal for ‘Birth of a Nation’(抜粋)

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