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豪州のコアインフレ、昨年10-12月に加速-利下げ観測後退

更新日時
  • トリム平均は前期比0.6%上昇、伸び率は市場予想を上回る
  • 全体のCPIも前期比0.4%上昇と、予想を上回る伸び

オーストラリアの昨年10-12月(第4四半期)の消費者物価指数(CPI)は、コアインフレを示すトリム平均の伸びが加速した。オーストラリア準備銀行(中央銀行)が数カ月以内に追加利下げに踏み切る可能性が低いことが示唆された。

  豪統計局が27日発表したトリム平均は前期比0.6%上昇と、伸び率は市場予想中央値の0.5%を上回った。7-9月(第3四半期)の上昇率は0.3%だった。もう一つのコアインフレ指標であるCPI加重中央値は0.5%上昇で、予想中央値と一致。全体のCPIは0.4%上昇。予想中央値は0.3%上昇。 

  豪中銀のスティーブンス総裁は昨年5月に政策金利を過去最低の2%に引き下げた後、金利据え置きを継続。その間に豪ドルが約12%下落し、豪企業の競争力は強まっている。労働市場は改善しているものの、原油が10-12月期に23%値下がりしたほか、賃金の伸び悩みで、インフレは引き続き抑制されると同総裁は自信を示している。

  10-12月期のCPIトリム平均は前年同期比では2.1%上昇と、予想中央値と一致。CPI加重中央値の前年同期比での上昇率は1.9%(予想は2.1%)。CPI全体の上昇率は1.7% (同1.6%)。2つのコアインフレ指標の平均は2%と、豪中銀の目標レンジ下限にとどまっている。

  HSBCホールディングスの豪州担当チーフエコノミスト、ポール・ブロクサム氏は「物価水準は豪中銀が利下げを検討するのに十分な低さだが、最近は経済活動指標の上昇や雇用の伸びも見られており、豪中銀が当面据え置きを続けるとわれわれは考えている」と指摘。「インフレ率は低水準だが、意外ではない」と述べた。

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原題:Australian Core Inflation Accelerates, Sends Currency Higher (1)(抜粋)

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