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米国株:反発、ダウ平均は7週間ぶり大幅高-決算や原油高を好感

更新日時
  • FOMC定例会合、2日間の日程で始まる
  • P&Gと3M、J&J決算が支援材料に

26日の米株式相場は反発。ダウ工業株30種平均は約7週間ぶりの大幅高となった。3Mやコーチなどの決算が予想を上回り、買いが膨らんだ。原油相場の反発を背景にエネルギー銘柄も高い。

  利益がアナリスト予想を上回ったプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)や3M、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が上昇。スプリントは19%の急伸。決算では赤字幅がアナリスト予想よりも小幅だったほか、加入者が5四半期連続で増加した。通期利益見通しを上方修正したコーチは2010年以来の大幅高。シェブロンが4%上げるなど、エネルギー銘柄が上昇をけん引した。

  S&P 500種株価指数は前日比1.4%上げて1903.63で終了。前日は1.6%下げていた。ダウ工業株30種平均はこの日、282.01ドル(1.8%)高い16167.23ドルで終えた。ナスダック総合指数は1.1%上昇。

  ロバート・W・ベアードの機関投資家担当株式セールス・トレーダー、マイケル・アントネッリ氏は「この日の原油相場は非常に堅調で、恐らく株式相場の上げはそれが原因だ。エネルギー市場の動向次第であり、それはしばらく続いている。決算発表が増え始めたことも支援材料になった可能性がある。原油相場は横ばい状態が1カ月続く必要があるが、まだそうはなっていない」と話した。

S&P 500 Trims Worst January Since 2009

  原油相場の急落で中国の景気減速が世界経済を圧迫するとの懸念が強まり、S&P500種は1月としては2009年以来の大幅安となっているが、この日の上昇で一息ついた格好だ。予想を上回る決算や経済指標が懸念緩和につながった。連邦公開市場委員会(FOMC)はこの日から2日間の日程で定例会合を始めた。

  FOMCは政策金利を据え置くと広く予想されているが、当局が今年4回の利上げ軌道から離れつつあるかどうかを見極めようと、27日の声明に注目が集まる。欧州や日本の中央銀行は先週、市場のボラティリティ緩和に向け景気刺激策を拡大する用意があることを示唆。リスク資産への資金移動が促された。

  米金融当局者は金利の軌道について、経済の進展次第であるとの認識を強調している。この日発表された昨年11月の米主要20都市の住宅価格は前年比での上昇ペースが前月より加速した。1月の米消費者信頼感指数は前月から上昇し、3カ月ぶり高水準となった。景気や労働市場、所得に関する見通し改善が示された。

  FOMCが先月、ほぼ10年ぶりに利上げを実施して以来、S&P500種は8.2%下落している。今週の利上げ確率は依然低く、年初に約50%だった3月の利上げ確率は25%未満に低下している。

  景気の強さを占う上で企業収益にも注目が集まっている。既に第4四半期決算を発表したS&P500種構成企業のうち80%で利益が予想を上回り、50%で売上高が予想を上回った。500社全部のアナリスト予想は6.3%減益と、1週間前の7%減益から上向いている。

  ウェルズ・ファーゴ・アドバンテージ・ファンズのチーフ・ポートフォリオ・ストラテジスト、ブライアン・ジェーコブセン氏は「強い住宅指標は、米国が中国の景気減速とは無縁ではないもののその影響からはかなり隔離されていることを示していると思う。良い決算が続き、数字が予想を上回れば、そして何よりも建設的な業績見通しが示されるならば、中国市場からの影響を受けずに済む可能性がある」と指摘した。

  3Mは4年ぶりの大幅高となり、工業株をけん引した。J&Jは11年以来の大幅な上げ。

  S&P500種のセクター別では10指数全てが上昇。前日は全指数が下げていた。前日に最も下げがきつかったエネルギー株はこの日は3.8%上昇。通信サービスや資本財、素材、金融の上げも目立った。

原題:U.S. Stocks Rise Amid Earnings as Energy Shares Rally (Correct)(抜粋)

(第2段落と第5段落以降を追加し、更新します.)
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