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NY外為:カナダ・ドルなど資源輸出国の通貨上昇-原油値上がりで

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26日のニューヨーク外国為替市場では、素材価格の持ち直しを手掛かりに資源輸出国の通貨が値上がりした。

  原油や金属、農産物の価格が上昇する中、カナダ・ドルや南アフリカ・ランドが買われた。資源輸出国通貨はドルに対し、ここ5営業日は全般的に上昇基調となっている。

Commodity currencies

  バンク・オブ・アメリカ(BOA)の為替ストラテジスト、イアン・ゴードン氏は「きょう資源国通貨を動かしている主な要因は、原油が3-4%上昇している状況だ」とし、「株式相場も上げており、これもそうした通貨を押し上げている」と続けた。

  中国経済の減速懸念で同国での需要見通しが悪化する中、資源輸出国の通貨は今月に入り大きく値下がりしたが、ここ1週間は下げ止まりの兆しを見せている。カナダ・ドルは先週の取引で一時、13年ぶり安値付近に下げたが、その後は安定しつつある。また南アフリカ・ランドとメキシコ・ペソは今月付けた過去最安値から上昇している。

  ニューヨーク時間午後5時現在、カナダ・ドルは米ドルに対し前日比1.2%高の1米ドル=1.4118カナダ・ドル。ランドは0.9%上昇。ノルウェー・クローネも0.7%値上がりした。ブルームバーグ商品指数は1.4%上昇し、終値ベースで8日以来の高い水準となった。

  モントリオール銀行の外為戦略グローバル責任者、グレッグ・アンダーソン氏(ニューヨーク在勤)は「原油価格の急伸を受けてカナダ・ドルが特に大きく上昇している」と指摘。カナダ・ドルなどには、リスク資産に対する選好の強まりで買いが入っている。

  ゲイン・キャピタル・ホールディングス傘下フォレックス・ドット・コムのアナリスト、マット・ウェラー氏は、今月に入り資源国通貨が大きく売られたのは、トレーダーが「ろうばいした」ためだとの見方を示した。

  ウェラー氏は「結局はリスクセンチメントの問題ということになる」と指摘。「リスクを判断する上で注目される原油がきょう上昇し、バレル当たり32ドルの水準に向かった」とし、結果としてカナダ・ドルやオーストラリア・ドル、ニュージーランド・ドルに波及効果があったと続けた。

原題:Commodity-Exporter Currencies Strengthen With Crude Oil’s Bounce(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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