コンテンツにスキップする

S&P500の年末予想、JPモルガンが下方修正-企業業績にリスク

  • 年末予想値を2200から2000に引き下げ-ストラテジスト
  • 指数構成企業の1株利益は2年にわたり横ばいかマイナスを見込む

JPモルガン・チェースは米国株の予想を9.1%引き下げた。市場のボラティリティ(変動性)拡大が経済全般を冷え込ませ、企業利益の縮小をもたらす恐れがあると警告した。

  同行の米国株戦略責任者、ドブラフコ・ラコスブハス氏は年末時点のS&P500指数種株価指数の予想を2000とし、従来の2200から下方修正した。新たな予想値は25日終値に比べて6.5%高いことになる。同指数構成企業の1株利益見通しも120ドルに引き下げた。これまでは123ドルとしていた。

JPMorgan Cuts S&P 500 Forecast by 9%

  同氏を筆頭とするチームは26日付で配布した顧客向けリポートで、「ボラティリティの拡大が市場心理に十分な傷を負わせ始めるリスクが高まっている」と指摘。市場のボラティリティが企業や消費者の景況感に波及、負の影響を及ぼし「リスク回避の流れになり、最終的に実体経済への悪循環が生まれる可能性がある」との見解を示した。

  さらに「短期的には自社株買いの増加と10-12月期決算の予想外の堅調で株価が一定の追い風を受ける可能性がある」としつつも、「中央銀行による支援材料がなければ、中期的に株価は下振れリスクにさらされる」との見方を示した。

  同チームは「企業業績の縮小が続くリスクが高まっている」として、S&P500構成企業の1株利益は2年連続で横ばいないしマイナスになる公算が大きいとみている。

  ブルームバーグが先週時点でまとめたストラテジスト19人の予想中央値では、S&P500種の年末時点は2200と見込まれていた。

原題:JPMorgan Cuts S&P 500 Forecast, Cites ‘Earnings Recession’ Risk(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE