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米AIG:250億ドル規模の株主還元実施へ-組織の再編進める

米保険会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は、向こう2年間に250億ドル(約3兆円)規模の株主還元を実施する計画だ。アクティビスト(物言う投資家)のカール・アイカーン氏から批判を受けている同社では、ピーター・ハンコック最高経営責任者(CEO)が資産売却やリターン向上に取り組んでいる。

  AIGの27日の発表資料によれば、保有するモーゲージ保証事業ユナイテッド・ギャランティ株19.9%を公募で売却する。同事業からの完全撤退に向けた一歩だという。同社はまた、事業部門の業績が目標に達しない場合に売却対象などにできるよう柔軟性を持たせるため、「モジュール型」の事業部門への再編を進める。株主還元をめぐっては、ハンコックCEOは2015年に90億ドル超の自社株買いを発表している。

  インペリアル・キャピタルの債券アナリスト、デービッド・ヘイブンズ氏は「250億ドルの資本還元は控えめに言っても人目を引く規模だ」と指摘。「AIGは現在の状態をほぼ全て維持できるような中道を舵取りしているが、将来的に事業のスピンオフ(分離・独立)や売却に動く柔軟性を示している」と分析した。

原題:AIG to Return $25 Billion to Holders as Hancock Reshapes Insurer(抜粋)

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