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アップル株に最も連動する銘柄、意外にも日本の業者か-決算発表

更新日時
  • アルプス電気とTDKの株価はアップル株と密接に連動
  • サプライヤーとしてよく知られている銘柄は意外に連動性が低い

アップルが現地時間26日の取引終了後に決算を発表した。これに注目するのは投資家ばかりではない。世界で何百社にも上るアップル納入業者(サプライヤー)も、自社の命運を左右する同社の業績に熱い視線を注ぐ。

  アップル株との連動性が高いのは、どのサプライヤーだろうか。最初に名前が浮かぶような企業とは限らない。例えば、「iPhone(アイフォーン)」と「iPad(アイパッド)」の製造を受託し中国で生産する台湾企業、鴻海精密工業は収入の約半分をアップルからの注文で得ているが、株価はそれほど連動していない。

  ブルームバーグのデータによれば、アルプス電気やTDKなど、アップル納入業者としてはそれほど知られていない企業の株価が過去3カ月にアジアのサプライヤーの中で最も密接にアップル株と連動していた。アルプス電気はスマートフォン向けにアクチュエーターやスイッチを製造、TDKは電池と誘導コイルを納めている。

  アップル株は昨年10月27日の7-9月(第4四半期)決算発表から今月25日までに13%下落。アルプス電気は26日までに22%、TDKは12%下落した。アルプス電気株は27日の東京市場で前日比1.4%安で終了。TOPIXの2.8%上昇に対して逆行安だった。同社は取引終了後にスマートフォン部品の需要が予想より弱いことを理由に通期利益予想を引き下げた。

  

  BGCパートナーズ(シンガポール)の日本株セールス担当マネジャー、アミール・アンバーザデ氏は「アップルの決算内容がそれほど素晴らしくないのではないかという予想がある程度広がっている」と指摘。納入業者の利益も下振れする公算は大きいと話した。

Apple's Correlation With Suppliers

  アップルは26日、1-3月(第2四半期)決算で減収を見込んでいることを明らかにした。発表文によると、1-3月期売上高は500億-530億ドル(約5兆9200億-6兆2800億円)となる見通し。減収は2003年以来となる。アナリスト予想平均は555億ドル。昨年10-12月(第1四半期)は全体の売上高と「iPhone(アイフォーン)」の出荷が予想に届かなかった。アイフォーンは成長の限界に達し、中国への進出では他地域の伸び悩みを相殺できないとの懸念が強まった。

原題:For Apple Suppliers That Track Its Stock, Look to Alps, TDK (4)(抜粋)
Which Apple Suppliers Track Its Performance? Not Those You Think

(第4段落にアルプス電気について追加します.)
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