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米ブラックロック:投資家が株から非流動性資産にシフト-顧客調査

  • 投資家は不動産やプライベート・クレジットの投資配分拡大を計画
  • 市場混乱の影響を相殺するため非流動性資産を活用

資産運用世界最大手、米ブラックロックは投資家が不動産やプライベート・クレジットなど流動性の低い資産へとシフトしつつあると指摘した。投資家は市場の乱高下に対処しながらリターンを確保することを追求していると同社は説明した。

  ブラックロックの25日の発表資料によれば、同社顧客である約170の大口機関投資家を対象にした調査で、半数強がプライベート・クレジットや不動産への投資配分拡大を計画していると回答した。一方、約33%が株への投資配分引き下げを計画していると回答。投資家が株を敬遠する傾向が世界的にみられた。

  低金利が債券など従来型金融商品のリターンを圧迫する中、機関投資家は低金利の影響相殺のため非流動性証券への投資配分を増やしてきた。米プリンシパル・ファイナンシャル・グループのダニエル・ヒューストン最高経営責任者(CEO)は昨年9月、インフラと林業への投資を検討していると表明。米教職員保険年金連合会・大学退職株式基金(TIAA-CREF) は昨年6月、森林資産に投資する6億6700万ドル(約790億円)規模のベンチャーを開設した。

  ブラックロックのシニア・マネジングディレクター兼機関投資家向け事業のグローバル責任者、マーク・マコーム氏は発表資料で、「多くの投資家が市場変動性から自らを守るため非流動性資産に期待を寄せている」と指摘。「最近の出来事の波及効果により、投資家はリスク管理に積極的に取り組んでいる」と説明した。

原題:BlackRock Sees Clients Shifting to Illiquid Assets From Stocks(抜粋)

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