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米国債:利回りは月初来の低水準付近、FOMC会合が始まる

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26日の米国債市場では利回りが月初来の低水準に迫った。米連邦公開市場委員会(FOMC)はこの日、2日間にわたる金融政策会合を開始した。市場の混乱やインフレ期待が過去最低付近にあることから、利上げのペースは減速するとの見方が広がっている。

  政策金利の変動に敏感に反応する2年債は続伸。この日は2年債入札(260億ドル)が実施され、海外の中央銀行や投資信託を含む間接入札者の落札全体に占める割合が2009年6月以来の最高だった。

  ノバスコシア銀行の資本市場戦略責任者、ガイ・ヘーゼルマン氏は「入札は好調だった」と述べ、「間接入札者が積極的に参加した。米国債は主要20カ国(G20)の国債の中でも高い利回りに分類される安全逃避先だ」と続けた。

  ブルームバーグ米国債指数によれば、月間ベースの米国債リターンは1月に1.7%と、ここ1年で最も高い。株価下落や原油値下がりで米国債への逃避需要が高まった。先物トレーダーの動向によれば、年内は1度の利上げが織り込まれている。米金融政策当局者が12月に示した予測では4度の利上げが示唆されていた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、2年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて0.84%。今月20日には0.79%を付けていた。同年債(表面利率1%、償還期限2017年12月)の価格は1/32上げて100 10/32。10年債利回りは1bp下げて1.99%。

  米財務省が実施した2年債入札の結果は、最高落札利回りが0.860%となっ た。前回入札(12月28日)の最高落札利回りは1.056%と、2009年以来の最高。間接入札者の割合は57.9%、プライマリーディーラーの割合は29.8%だった。

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、2年債利回りは他の先進18カ国を上回っている。

  2年債と10年債の利回り格差は2008年以来の低水準をつけた。

  ブルームバーグのまとめた先物データによれば、米金融政策当局が6月会合までに利上げを決定する確率は44%織り込まれている。これは昨年末の時点では約75%だった。

  ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ債券ストラテジスト、ガイ・リーバス氏は「政策当局者が懸念しているのは当然だ。国際金融市場で資産価格の低下が続けば、当局は利上げを先送りする可能性が高いだろう」と述べた。同氏は償還期限2年未満の米国債と現金の保有を助言した。国債が恐怖感を背景に過度に買われており、利回りは第1四半期末までに上昇するとの見方が理由だ。

原題:Treasury Yields Close to Lowest This Month as Fed Meeting Begins(抜粋)

(第4段落を加え、相場を更新し、第6段落以降を追加します.)
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