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米国債:上昇、原油や株の下落で安全逃避需要-FOMC会合控え

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25日の米国債は3日ぶりに上昇した。この日は株や原油が下落、投資家は安全逃避先に米国債を選んだ。今週27日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が会合終了後に声明を発表する。

  10年債利回りは低下。世界経済成長が減速するとの懸念を背景に米国債は年初から1.8%値上がりした。その一方で、世界の株式市場では時価総額にして約6兆5000億ドル(約770兆円)が失われた。

  燃料価格が下落する中で消費者物価の上昇は米金融当局が先月示した年内4度の利上げを十分に支えることができるのか、市場参加者は疑問視している。投資家が予想する米利上げペースは後退しており、先物市場の動向を基にした米政策金利見通しは年末までに0.62%への上昇にとどまっている。

  イーグル・アセット・マネジメントの債券ディレクター、ジェームズ・キャンプ氏は「特にインフレ統計に注目して景気動向や市場の混乱を見れば、すでに引き締められている金融環境をさらに引き締めることは望ましくない」と述べた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前営業日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.00%。同年債(表面利率2.25%、2025年11月償還)価格は14/32上げて102 6/32。

  インフレにより敏感に反応する30年債利回りは4bp下げて2.78%。また政策金利により敏感に反応する2年債利回りは1bp下げて0.86%だった。  

  米金融当局が注目するインフレ指数は2012年以降、目標とする2%上昇には届いていない。インフレ期待指標である10年物インフレ連動債と同年限の通常国債 との利回り格差(ブレークイーブンレート)は先週、2009年以来の水準に低下した。

  ブルームバーグがまとめた先物市場のデータによれば、米金融当局が3月会合までに利上げする確率は25%と織り込まれており、昨年末の約51%から低下した。

原題:Treasuries Advance as Crude Oil, Stocks Decline Before Fed Meets(抜粋)

(相場を更新し、第6段落以降を追加します.)
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