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ドラギ総裁:インフレ目標達成の成否はECBの信頼性に関わる

  • 長引く低インフレが原油主導でもインフレ期待を動揺させる恐れ
  • コアインフレも低いために、そのリスクは高まっている

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は同中銀が信頼性を維持するために物価安定の責務を果たす必要があると述べた。

  ドラギ総裁は25日にフランクフルト近郊で講演し、「われわれの目標を達成することが信頼性につながる」と述べ、「中銀が目標を設定する場合、目標を外したときにゴールポストを動かすことはできない」と語った。

  同総裁は2015年12月に発表したECBの景気刺激策に言及し、「インフレ率がしばらくの間低水準にあり、それが原油主導だとしても長引く低インフレがインフレ期待を動揺させ持続する恐れがある」と指摘。「エネルギーと食品を除く『コア』インフレも低いという事実によってそのリスクは高まっている。コアインフレ率はわれわれの目標ではないが、総合インフレ率を中期的に導く傾向がある」と付け加えた。

  ユーロ圏のインフレ率は13年の早い時期以降、目標に届いていない。ブルームバーグが集計したエコノミスト予想によれば、29日発表予定の1月のインフレ率は0.4%と、前月の0.2%を上回る見込みだが、ドラギ総裁は向こう数カ月でマイナスになる可能性を指摘している。昨年12月のコアインフレ率は0.9%だった。

  原油価格はインフレ期待との相関性が一段と強まっており、ECBの懸念材料となっている。

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原題:Draghi Says ECB Credibility at Stake in Hitting Inflation Goal(抜粋)

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