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NY外為:ユーロが4日ぶり反発-原油・株式値下がりで安全需要

更新日時
  • ユーロは主要16通貨の大半に対して値上がり
  • 円とスイス・フランも上昇-石油輸出国の通貨は下落

25日のニューヨーク外国為替市場では、ユーロがドルに対し4営業日ぶりに反発。原油と株価が下げたことで、安全資産を求める動きが再び広がった。

  この日はユーロのほか、円やスイス・フランも上昇。これら通貨でのキャリートレードの解消が進んでいるほか、国債を買う動きが広がっている。ドルはカナダやメキシコを含む石油輸出国の通貨に対して上昇した。

  今週は米国や日本、ニュージーランドで金融政策決定会合が予定されており、政策当局が年初の不安定な状況について言及を余儀なくされるとの観測が広がる中で市場は神経質になっている。JPモルガン・チェースの指数によれば、為替相場の変動性は先週一時、9月以来で最大となった。

Volatility Climbs

  ウェルズ・ファーゴのストラテジスト、エリック・ビロリア氏(ニューヨーク在勤)は「為替市場ではきょう慎重なムードが広がっており、それがユーロや円、スイス・フランといった資金調達通貨にはプラスに働いている。と同時に、資源国通貨やリスクに敏感な通貨を抑えている」と分析。「経済のファンダメンタルズと金融政策に注目が戻れば、昨年見られたトレンドの一部継続が見られるだろう」と続けた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは対ドルで前週末比0.5%高の1ユーロ=1.0849ドル。円は対ドルで0.4%上げて1ドル=118円30銭。 

  カナダ・ドルは米ドルに対し1.2%安。メキシコ・ペソは0.9%下げた。

  米連邦準備制度理事会(FRB)は26-27日に連邦公開市場委員会(FOMC)の定例会合を開催。ニュージーランド準備銀行は28日、日本銀行は29日に政策決定を発表する。

  CIBCワールド・マーケッツの外為戦略ディレクター、バイパン・ライ氏は「多くの疑問、そして多くの不確実要素がある」と指摘。ユーロについては、「きょう他の通貨を上回るパフォーマンスとなっているのは、市場がリスクオフのトーンになっているというだけの理由かもしれない。ユーロ圏ではなお大幅な経常黒字が続いており、流動性は潤沢だ」と説明。その上で、トレーダーらは欧州での追加緩和の可能性を警戒していると加えた。

原題:Euro Snaps Three-Day Decline as Bid for Haven Currencies Returns(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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