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米スプリント:2500人削減、一部コールセンターを閉鎖へ-関係者

更新日時
  • 2500人は全従業員の7%に相当、削減対象は主に顧客対応スタッフ
  • 3000億円のコスト削減計画の一環だと事情に詳しい関係者が語った

米携帯電話サービス4位のスプリントは25億ドル(約3000億円)のコスト節減計画の一環として、全従業員数の約7%に相当する2500人を削減し、数カ所のコールセンターを閉鎖する。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  人員削減が未公表であることを理由に同関係者が匿名で明らかにしたところによれば、削減対象となるのは大部分が閉鎖するコールセンターの人員。スプリントは22日、電子メールで従業員に人員削減を通知したという。現行水準の退職手当を受け取れる期限は1月30日。それ以後は引き下げられる。

  スプリントは25日の発表資料で、「われわれは社の改革を長期的に持続可能にするため、大幅なコスト削減を進めている」と述べ、「最大25億ドルの費用節減を目指し、削減の可能性を徹底的に洗い出す。この数カ月述べてきたように、コスト削減は雇用も含め全ての事業分野に及ぶだろう」と説明した。具体的な削減人数は示さなかった。

  マルセロ・クラウレ最高経営責任者(CEO)が推し進める経営再建計画の一環として、スプリントは手元資金の節約や契約者数拡大に取り組んでいる。しかしスプリントの債務返済能力について悲観的見方が強まり、同社の株価と社債価格は先週数年ぶり安値を付けた。

  スプリントは投資家の不安を和らげるため、当初予定より1週間早い今月26日に昨年10-12月(第3四半期)決算を発表する。同社の契約者数は競合会社より低い価格設定が奏功し、5四半期連続で増加したもようだ。しかし、価格設定が負担となりスプリントの現金・現金同等物は1年前から半減。昨年9月末時点のバランスシート上の現金・短期投資は20億ドルをわずかに上回る程度と、今年借り換えが必要な債務とほぼ同水準だった。

  25日の株価終値は12.2%安の2.52ドル。22日には決算発表前倒しが好感され、2年半ぶりの大幅高となっていた。金融取引業規制機構(FINRA)の債券価格報告システム、トレースによると、25日のスプリントの2023年償還債(表面利率7.875%)は0.6%高の額面1ドル当たり66セント。スプリントの人員削減はカンザスシティー・スター紙が先に報じた。

原題:Sprint Said to Cut 2,500 Jobs, 7% of Staff, to Lower Costs (1)(抜粋)

(スプリントの発表内容などを追加して更新します.)
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