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NY超高級住宅市場に過剰感-中国企業の狙いはアッパーミドルクラス

中国の不動産開発会社、鑫苑置業はニューヨーク市マンハッタンの西側でのマンション建設計画を進めている。同社のニューヨーク在勤執行副社長ジョン・リアン氏が、高級住宅市場での供給過剰の兆しを捉えているにもかかわらずだ。

  同氏によれば、鑫苑置業は超富裕層が投資する高層マンション市場から距離を置き、同社にとってマンハッタン初となるこの集合住宅事業の買い手を、夫婦共に所得を得ている家庭などアッパーミドルクラスと想定。販売価格は1平方フィート(約0.09平方メートル)当たり最大2000ドル(約24万円)としている。ハルステッド・プロパティー・デベロッピング・マーケティングのリポートでは、2015年のこの地区の新規物件は平均2775ドルで、それより安い。

  リアン氏はインタビューで、最上級物件の供給が増え「ニューヨークの高級マンション市場は今、極めて危険なバブルのふちにある。中国人の買い手が全て、大金を抱えて米国にやって来るというのは神話だ」と述べた。

  鑫苑置業は今月、10番街の44丁目と45丁目の間にある区画を5750万ドルで購入し終えた。来年にも同社がブティックタイプの中級物件と呼ぶマンションの建設を始める予定だ。買い手の約3割が中国人になると見込んでいるという。

原題:Chinese Developer Aims Lower Amid Manhattan’s Luxury-Condo Glut(抜粋)

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