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中国株はさらに14%下落も、力強い反発見込めず-UBSマグナス氏

中国株はあと14%程度下落し、その後の反発も力強いものではないと、UBSグループの社外シニア経済アドバイザー、ジョージ・マグナス氏は予想する。

  マグナス氏(ロンドン在勤)は電話取材で、上海総合指数の下落は2500付近で歯止めがかかる可能性があると指摘。同指数は先週、1年ぶりの安値を付け、22日は2916.56で取引を終えた。年末の水準は底値を上回っている見込みだが、大幅ではないと予想した。

  同氏は「まだ底を付けていないかもしれないが、かなり近付いている」と指摘。持続的な上昇が見られるには「中国のソフトランディング(軟着陸)と経済転換について楽観的でなくてはならないが、それについて個人的には楽観的でない」と述べた。

Shanghai Composite's Rally, Rout

  マグナス氏は今年に入り、ブルームバーグテレビジョンに対し、中国市場の混乱で同国の信用危機と暗い経済見通しが覆い隠されているとの見方を示していた。同氏は中国政策当局のトップが昨年12月に一連の改革を公約したが、これでは不十分な可能性が高いと指摘。上海総合指数は今月15日に7カ月で2回目の弱気相場に入り、経済運営と市場を制御する中国政府の能力に対する信頼感が後退する中、異例の政府支援による上昇分が吹き飛んだ。

  マグナス氏には世界的な混乱の結果を正しく予測してきた実績がある。同氏は2007年7月、米国のサブプライム住宅ローン市場の崩壊が「封じ込め可能」ではない公算が大きいと警告。08年9月には金融危機の悪化を食い止めるため米連邦準備制度と欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(英中央銀行)が利下げすべきだと発言。2週間後に利下げが実施された。昨年7月には中国株式市場の混乱がさらに深刻化すると予測して的中させた。

原題:UBS’s Magnus Sees End of China Selloff Giving Way to Muted Gains(抜粋)

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