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中国人民銀が窓口指導-春節に先立ち短期金融市場の安定化措置

  • 一部金融機関に対し短期融資金利を一定水準以下にとどめるよう指導
  • 20日の7日物レポ金利は4.5%と昨年6月以来の高水準に達する

中国人民銀行(中央銀行)は、過去最大の資本流出と春節(旧正月)前に急増する流動性需要で圧迫される金融市場の沈静化措置に新たに窓口指導を加えた。

  事情に詳しい複数の関係者が22日明らかにしたところによれば、人民銀は市中銀行に対し、過度に高いと人民銀が見なす金利でのレポ取引を取り消すよう指示。人民銀はまた、一部金融機関に対して短期融資の金利を一定水準以下にとどめるよう求めたという。20日の中国短期金融市場で7日物レポ金利は一時4.5%と昨年6月以来の高水準に達した。これは人民銀が実施している7日物リバースレポの提示金利の2倍に相当する。

  野村ホールディングスの金利ストラテジスト、アルバート・レオン氏(香港在勤)は「春節前に銀行間金利を安定させるのは人民銀の優先課題の1つだ」と指摘。「例年見られたような流動性の逼迫(ひっぱく)を人民銀は防ぎたいと考えている」と説明した。

Cash Crunches Are Becoming a Thing of the Past

  中国経済が四半世紀ぶりの低成長となる中で借り入れコスト上昇を阻止するため、人民銀は今月、さまざまな融資手段を活用して1兆3000億元(約23兆円)余りを金融システムに供給した。

  国泰君安証券は2月8日からの週が祝日で全休となる春節の連休を控え、流動性需要が約3兆元拡大し、資本流出で圧迫されている金融市場にさらに圧力が加わると予想する。資本流出に伴い、中国の外貨準備高は先月、1000億ドル(約11兆9000億円)強減少した。

原題:PBOC Year of Monkey Challenge Starts With Money-Market Stability(抜粋)

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