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アップル成長鈍化か、iPhone需要に陰りとの懸念-26日決算発表

  • iPhoneへの依存高まる-特に中国で販売減速なら投資家動揺か
  • 1-3月期の売上高見通しに注目-予想下回れば一層の懸念も

米アップルの株価は昨年10月の前回決算発表以来、11%下落している。「iPhone(アイフォーン)」の販売が突然減速した可能性があるとの懸念が広がっているためだ。

  26日に発表されるアップルの昨年10-12月(第1四半期)決算では、この株価下落が正当化されるのか、それともこれから反発するという長く待ち望まれた兆候であるのか、投資家は見極めることになるだろう。

  アップルの2015年9月期の売上高は28%増の2337億ドル(約27兆7000億円)となっており、この株価の下落は理解しづらい。(原油安と中国の景気低迷で世界の経済成長にブレーキがかかるとの懸念を背景に)世界的に株価が下落していることを踏まえれば説明がつくのかもしれないが、アップルに対する不安に拍車を掛ける要因が幾つかある。

  アップルの製品ラインアップは昨年に「アップルウオッチ」や新「アップルTV」、「アップル・ミュージック」などの投入で拡大されたものの、同社の成長におけるアイフォーンへの依存は高まっている。アイフォーンは同社で最も重要な製品であると同時に稼ぎ頭だ。アイフォーンがアップルの昨年度の売上高に占める割合は66%と、3年前の50%から上昇した。

  アップルのアイフォーン依存を考えると、特に中国で販売が減速する兆候が示されれば、投資家を動揺させる要因となる。

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北京のアップルストア

1-3月期売上高見通しに注目

  アイフォーンの販売が減速している兆候は幾つかある。数人のアナリストによると、アップルは供給業者への携帯端末部品の発注を減らしており、2016年初頭の販売が当初予想を下回る可能性があることが示唆されている。アップル向けが売上高の60%余りを占める音響部品メーカーのシーラス・ロジックは1月7日、投資家に対し、モバイル製品の需要低迷のため業績が予想を下回るとの見通しを示した。

  投資家にとって重要なのは、アイフォーンの生産減少が過去のものと異なるかどうかだ。アップルの売り上げは、年末商戦を含む10-12月期を過ぎると、新製品への期待による買い控えで急激に減少する傾向がある。同社は通常、9月ごろに新製品をリリースしている。

  このため、アップルが示す1-3月(第2四半期)売上高見通しに注目が集まることになる。ブルームバーグがまとめたデータによると、アナリスト予想平均は4%減の557億ドル。これよりも大幅な減少が示されればさらに懸念が高まるだろう。10-12月期の1株利益は3.23ドル、売上高は766億ドルと見込まれている。

原題:Apple’s Growth Seen Slowing as IPhone Demand Wanes(抜粋)

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