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欧州株に悲観無用、年内20%上昇予想に変化なし-ストラテジスト調査

  • ECBの追加緩和、欧州経済の回復が株高を演出
  • ストラテジスト11人中4人が年内の過去最高値更新を予想

新年の滑り出しが過去数年間で最悪となった欧州株。それでも域内のストラテジストを悲観させるには至っていない。彼らの多くは、年末には約20%上昇しているとの予想を維持している。

  ブルームバーグが実施したストラテジスト調査によると、ストックス欧州600指数は平均して402に上昇すると見込まれている。先月の調査で予測された415よりは低いものの、欧州中央銀行(ECB)の行動や域内経済の改善が追い風になり、今月に1年ぶり安値に沈んだ株価は回復するとみる向きが多い。

  21日のストックス600指数はドラギECB総裁が追加緩和を示唆したことを受け、1カ月ぶりの上げ幅を記録。22日も続伸した。

  BNPパリバ・フォルティスの最高戦略責任者、フィリップ・ガイゼル氏は追加緩和への「扉をECBはさらにもう少し開けつつある。恐らく今年下期に再び利下げするだろう」と予想。「ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)面はほぼ変わっていない。バリュエーションがこの水準にとどまるなら、相場がそこまで上がるのもうなずけるはずだ」と語った。

Strategists Stay Bullish on European Stocks

  中国の減速懸念に原油価格の急落が加わった世界的な株安のなか、欧州株は今月半ばに弱気相場入りした。ドイツのDAX指数は中でも下げ幅が大きく、昨年4月に付けた高値からの下げ幅は23%に達した。ここでもストラテジストは強気で、DAX指数が年内に11664へと、21日終値に比べて22%反発すると見込んでいる。

  今回の下落局面で、欧州株は約2年ぶりの割安水準となった。ストックス600指数構成銘柄の株価収益率(PER、予想収益ベース)は21日時点で14倍。米国株よりも約9%低かった。

  ストックス600指数の昨年末株価を最も的確に予想したドイツ銀行は380への上昇を見込むとして、先月の見通しを引き下げたが、ブルームバーグが調査したストラテジストの11人中4人は指数が昨年付けた過去最高値を超えるとみている。ECBの追加緩和を支えに今年のユーロ圏成長率は2010年以来の高水準となる1.7%に達し、指数構成企業の利益は今年とその後の2年間で5%以上の拡大を続けると予想する。

原題:What Rout? European Stocks Will Rebound 20%, Strategists Say (1)(抜粋)

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