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オリックス生命:直販に参入へ、10年で1900人採用-ノルマない営業員

オリックス生命は代理店による販売体制を見直し、10月から営業社員による直販に参入する。まず今年7月に東京、大阪、名古屋に4支社を新設し、新規採用する61人を配置。10年後には約1900人体制まで拡大する計画だ。営業社員の報酬はノルマを排した固定給制とする。

  同社の片岡一則社長はブルームバーグとのインタビューで、これまでは人件費などコスト抑制で商品によっては「大手の半値以下」という安さを武器に成長してきたと指摘。しかし、規制強化などで「市場環境が激変する中、今までと同じやり方で成長できる時代ではない」と直販参入の理由を説明した。

  同社の資料によると、2005年度からの10年間での個人保険の新規契約は7倍と業界全体の1.6倍を大きく上回ったが、投資家保護のため代理店の質向上を求める規制強化で、販売の大半を占める委託先の規模縮小が相次いでいる。このため安定収入で自社の営業員が顧客を継続ケアできる体制を自ら整え今後も契約増加を狙う。

  片岡社長によれば、直販を担当する社員は固定給で、3カ月の研修を経て現場に出る。採用者は社会人経験のある20代~30代半ばの第二新卒を想定しているが、生保業界の経験者は採らず社内で販売ノウハウを持つ人材を育てる。片岡社長は「直販を始めることで商品提案力も高まる」と期待する。

  オリックス生命はオリックスの100%子会社で、1991年の設立。2014年にハートフォード生命を買収、合併した。2015年度上半期のオリックスの決算資料によると、税引き前当期純利益(2507億円)に占めるオリックス生命の利益貢献は約9%。

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