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ムーディーズが原油見通しを下方修正-エネルギー企業の格下げ加速か

  • 米エネルギー企業69社を格下げ方向で見直し
  • 2016年の原油価格予想は1バレル=33ドル

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは今年の原油価格見通しを下方修正し、石油会社の格付け見直しに着手した。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)もすでに原油価格予想を引き下げ、石油会社の格下げに動いている。

  ムーディーズは、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)と北海ブレント原油の今年の価格見通しを1バレル=33ドルに下方修正した。2017年と18年は平均でバレル当たり5ドルの上昇を見込んでいる。相場予測の変更後、同社は米国の探査・生産会社69社を格下げ方向で見直すと発表した。S&Pは12日、WTIとブレント原油の見通しを共に40ドルに変更した。

  シュローダー・インベストメント・マネジメントで日本を除くアジアのクレジット調査責任者を務めるレイモンド・チア氏(シンガポール 在勤)は、格付けがジャンク級のエネルギー債は過去半年間に格下げが相次ぎ、すでに押し下げられた価格水準で取引されているとした上で、「投資適格級の企業の方が影響が大きいかもしれない。今後さらにどれだけ多くの見通しの修正が出てくるか見極める必要があるだろう」と述べた。

  S&Pは22日、オーストラリアの石油・天然ガス会社サントスの格付けを投資適格級で最も低い水準に引き下げ、アウトルック(格付け見通し)をジャンク級への格下げの可能性を示唆する「ネガティブ」とした。

原題:Moody’s Lower Oil Forecast to Accelerate Energy Firm Downgrades(抜粋)

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