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サウジとナイジェリアの代表、意見かみ合わず-ダボスで公開討論

  • サウジアラムコ:構造的不均衡を単独で正すつもりはない
  • ナイジェリア:一部OPEC加盟国、6月総会前の会合開催目指す

石油輸出国機構(OPEC)加盟国が昨年12月にウィーンで開いた総会で石油政策について協議してから2カ月足らず。一部加盟国代表がスイスのダボスで開かれている世界経済フォーラム(WEF)に出席し再び議論を戦わせた。

  ナイジェリアのカチク石油資源相はWEFの公開討論会で、原油価格の下落によりOPECが現在の放任主義的政策の再検討を迫られる中、OPEC加盟国は早急に会合を開く必要があると指摘。サウジアラビアを代表して出席した国営石油会社サウジアラムコのハリド・ファリ会長は、OPEC非加盟国が減産に協力しない限り方針を転換するつもりはないと述べた。

  ファリ会長は「サウジと協力したい産油国があればサウジも喜んで協力する。ただ、サウジは現在起こっている構造的な不均衡を単独で正す役割を受け入れるつもりはない」と語った。

  この公開討論会にはOPEC非加盟の産油国であるアゼルバイジャンとロシアの代表も参加していたが、いずれも近い将来行き詰まりが打開されるとの希望的観測はさほど示さなかった。

The Impact of OPEC's New Strategy

  原油価格が30ドル近辺で推移していることの影響が深刻化する中、ナイジェリアのカチク石油資源相は、同国とOPEC加盟国数カ国が6月2日の総会前の会合開催を望んでいると表明。事情に詳しい関係者5人によれば、経済緊急事態を宣言したベネズエラは、OPECの他の加盟国に対し緊急会合の開催を要請する公式書簡を送付した。

  ダボスでサウジとナイジェリアの意見が一致したのは、市場安定化に向けてOPEC非加盟国との協力が不可欠という点と、原油価格の現在の安値からの回復は必然という点だった。

原題:OPEC Splits Show at Davos as Nigeria Debates With Saudi Arabia(抜粋)

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