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ドル・円が118円台回復、株高でリスク回避後退-政策対応に期待感

更新日時
  • 一時118円14銭と15日以来の水準までドル買い・円売りが進行
  • 金融政策に視線が少し移れば、もう少し支えられるのでは-みずほ証

22日の東京外国為替市場では、ドル・円相場が3日ぶりに1ドル=118円台を回復した。欧州中央銀行(ECB)による緩和強化への期待から日本株が大幅高となり、リスク回避の後退に伴う円売り圧力が掛かった。

  ドル・円相場は一時118円14銭と15日以来の水準までドル買い・円売りが進み、午後3時50分現在は118円05銭前後。来週に日本銀行の金融政策決定会合を控えて、追加緩和への期待もドル・円を支えた。

  みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、「きのうのECBから来週にかけて金融政策会合が続くし、日銀にも報道などで期待が盛り上がっている感が出てきている」と指摘。「金融政策に視線が少し移れば、ドル・円はもう少し支えられるのではないかみている」と話した。

  22日の東京株式相場は大幅高。午後の取引で上げ幅を拡大し、日経平均株価は900円を超える上昇となった。ドラギ総裁は21日、ユーロ圏の回復への脅威の拡大に対応して3月にも金融緩和を強化することが必要かもしれないとの認識を表明。緩和拡大期待から前日の欧米株も上昇した。

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  上田ハーロー マーケット企画部の小野直人氏は、株価や原油の反発にECB総裁のハト派会見も加わり、投資家心理の悪化に歯止めがかかる形になったとし、アジア時間も株価が堅調なら「リスク回避の巻き戻しが進む可能性がありそうだ」と指摘していた。

  ニューヨーク原油先物相場はアジア時間22日の時間外取引で上昇。在庫統計発表後に底入れを探る動きから反発した21日の流れが続いている。

日米金融政策イベント

  来週は26、27日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、28,29日には日銀の金融政策決定会合が開かれる。

  三井住友信託銀行NYマーケットビジネスユニットの海崎康宏マーケットメイクチーム長(ニューヨーク在勤)は「FOMCは特に政策変更はないと思うが、日銀に関しては期待がちょっと出つつあるので、ECBのように次につなげる形にするのか、やってしまうのか」が注目と指摘。日銀会合に向けて「ドル・円は底堅く推移しそうな気がする」と語った。

  みずほ証の鈴木氏は、日銀会合について、今回追加緩和はないとみているが、「黒田総裁が115円まで行った為替相場の影響について何を言うかだ」と説明し、FOMCも声明で世界経済のリスクをどう表現するかに注目している。

  ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.08ドル後半から一時1.0827ドルまでじり安となり、同時刻現在は1.0836ドル前後。ユーロ・円相場は1ユーロ=128円台前半から一時127円台半ばまで値を切り下げ、足元では127円92銭前後となっている。

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