コンテンツにスキップする

米スプリント:決算発表を26日に変更-1週間前倒し

更新日時
  • スプリント株は年初来30%下落。流動性や経営再建の先行きを懸念
  • 株価や社債価格の急落にスプリントは対応か

米携帯電話事業者4位のスプリントは昨年10-12月(第4四半期)決算の公表を1週間前倒しし、発表日を今月26日に変更した。

  株価と社債価格が数年ぶりの安値に低迷する状況で、投資家の不安を和らげる狙いがありそうだ。加入者数は2015年通期で8年ぶりの増加に転じたと見込まれている。

  ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのアナリスト、ジェニファー・フリッチ氏は21日のリポートで、「それほど悪い話ではないため、スプリントの説明を聞きたい」と述べた。フリッチ氏らアナリスト3人はスプリントの投資判断を「買い」としている。

  スプリントは過去数四半期にわたり販売促進策によって加入者数を伸ばしてきたが、手元資金の約半分を取り崩した。昨年9月末時点の現金および現金等価物は20億ドル(約2360億円)余りと、2016年に借り換えが必要な債務額にほぼ等しい。同社は20億-25億ドルの経費節減を目指しているが、コスト削減計画がうまく運ぶかアナリストらは懐疑的だ。

  モルガン・スタンレーのクレジットアナリスト、デービッド・ハンバーガー氏は20日のリポートで、社債価値の十分な実現につながる事業の好転や、事業再編あるいは破産手続きで社債投資額を回収する明確な道筋が見えないと指摘した。
  
  スプリントの株価は決算発表前倒しの公表後、前日比2%高の2.50ドルで取引を終了した。年初来では30%下げている。

原題:Sprint to Report Earnings a Week Earlier Amid Investor Worries(抜粋)

(アナリストのコメントなどを追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE