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米国株:上昇、エネルギー中心に買い-欧州で追加刺激策観測

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21日の米国株は上昇。S&P 500種株価指数は前日の1年9カ月ぶり安値から上げた。エネルギー株が高い。欧州中央銀行(ECB)はこの日、追加刺激策の可能性を示唆した。

  石油のシェブロンは2.6%高。ホーム・デポも高い。この日はエネルギー株のほかにも選択的消費株が上げをけん引した。ベライゾン・コミュニケーションズは3.3%高。同社の利益は市場予想を上回った。一方、S&P500種に採用されている銀行株は下落。バンク・オブ・アメリカ(BOA)は2.4%安。鉄道のユニオン・パシフィックも下げた。同社の利益が市場予想に及ばなかった。

  S&P 500種株価指数は0.5%高の1868.99。ダウ工業株30種平均は115.94ドル(0.7%)上げて15882.68ドル。ナスダック総合指数はほぼ変わらず。

  ベル・エア・インベストメント・アドバイザーズのグローバルエクイティ調査バイスプレジデント、アーロン・ジェット氏は「反発して良かった。株が売られ過ぎている中で買い手がまだいることがわかり安心した」と述べ、「市場参加者は神経質になっている。原油市場は特にそうだ。下押し圧力が強いことから今の段階で自信を持ってロングポジションを立てるのは厳しいだろう。当社は顧客と非常に率直に話している。投資家はかなりナーバスになっている」と続けた。

  欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は21日、金利据え置き決定後の記者会見で下振れリスクは再び高まったとし、ユーロ圏の回復への脅威の拡大に対応して3月にも金融緩和を強化することが必要かもしれないとの認識を示した。

S&P 500 Seeking a Bottom

  来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合を控えて、投資家は経済統計に注目している。朝方発表された週間新規失業保険申請件数は前週比で予想外に増加し、6カ月ぶりの高水準をつけた。

  市場関係者の間では1月のFOMC会合で利上げされるとの見方は弱く、3月の会合でもその見方は後退しつつある。昨年末時点で3月の利上げの確率は50%が織り込まれていたが、今では20%まで低下している。

   企業決算も注目されている。22日にはゼネラル・エレクトリック(GE)が決算発表を予定している。アナリストの間ではS&P500種採用企業の10-12月(第4四半期)決算は7%減益と3.1%の減収が見込まれている。

  シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は3.3 %下げて26.69。年初来では約47%上昇している。

  S&P500種産業別10指数では7指数が上昇した。この日はヘルスケア関連株や金融株が売られた。公益事業株はほぼ変わらず。

原題:U.S. Stocks Climb, Led by Energy Shares Amid Stimulus Prospects(抜粋)

(第2段落を加え、第4段落以降を追加します.)
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