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欧州株:15カ月ぶり安値から反発-ドラギ総裁が3月の政策再考を示唆

  • 責務遂行のため必要なあらゆる措置を取ると、ECB総裁が表明
  • モンテ・デイ・パスキ急伸、不良債権の受け皿設立観測で

21日の欧州株式相場は反発。指標のストックス欧州600指数は前日に1年3カ月ぶりの安値を付けていた。欧州中央銀行(ECB)の ドラギ総裁が3月会合での政策再検討を示唆したことが手掛かりとなった。

  ユーロ安を背景に輸出株と資源銘柄が買われた。ドラギ総裁は会合後の記者会見で、今年に入って下振れリスクが高まったと指摘し、責務遂行のため必要なあらゆる措置を取ると表明した。

  ストックス600指数は前日比1.9%高の328.51で終了。これは先月23日以来の大幅上昇。一時2.5%高となる場面もあった。

Draghi comments stoke equity rally

  SEBのクロスアセット戦略責任者、トマス・ティゲセン氏(コペンハーゲン在勤)は、「ドラギ総裁は3月会合での緩和拡大の公算が極めて大きいことをかなり明確にした」とし、「市場ではハト派的なECBを材料視しているものの、それだけではセンチメント改善にはまだ十分ではない。年内に4回の利上げはしないとの米当局の発表が伴う必要がある。だが、少なくともやや楽観的になれる状況となった」と語った。

  業種別で年初来下落率が最も大きかった資源銘柄はこの日、7.1%上昇。前日は12年ぶりの低い水準だった。自動車株も買われた。ドイツのフォルクスワーゲン(VW)とフランスのルノーの上げが目立った。

  個別銘柄では、イタリアのモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナが43%急伸。前日までの4営業日で時価総額のほぼ半分を失っていた。事情に詳しい関係者によると、不良債権の受け皿となるバッドバンク設立をめぐり、イタリアと欧州委員会が今週末までに合意に至る見通しとなり、これによりモンテ・デイ・パスキがまず恩恵を受けるとみられている。

原題:European Stocks Advance Most in a Month After Draghi’s Comments(抜粋)

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