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ドラギ総裁から答えを聞きたい5つの疑問-原油、中国から銀行まで

21日の欧州中央銀行(ECB)政策委員会後に記者会見するドラギ総裁から聞きたいのは次の5つの問いへの答えだ。

1.原油相場のインフレ見通しへの影響は?
  ECBの最新のインフレ予測は原油安を理由に引き下げられた。現在の北海ブレント原油相場は、昨年12月に想定された水準のほぼ半分となり、今年のインフレ率平均が1%になるという当時の予想は意味をなさなくなっている。

2.ECB政策にとってそれは何を意味するのか?
  インフレ鈍化とユーロ上昇、世界経済の成長減速はドラギ総裁に追加緩和を迫る圧力を高める。大半のアナリストはECBが次の経済予測を公表する3月、あるいは6月の行動を予想している。

3.総裁は追加措置について政策委員会内をまとめられるのか?
  昨年12月3日の政策委の議事要旨は、今後の政策をめぐる見解の隔たりが広がったことを示した。一切の追加措置に反対の委員、より積極的な行動を求める委員、資産購入拡大よりは中銀預金金利の一段の引き下げを支持する委員。こうした状態では追加刺激策が必要になった時、ドラギ総裁の足かせになる可能性がある。

4.ECBは世界の情勢にどの程度左右されるか?
  中国経済の減速はユーロ圏の輸出に対する主要リスクの一つだ。一方、原油安は個人消費の追い風になっており、内需が成長を支え続ける公算は大きい。

5.銀行統合の行方は?
  2014年にユーロ圏の銀行監督の責務を引き受けたECBは、ユーロ圏の預金保険制度の整備を働きかけているが政治家からの支持は見られない。最近合意されたベイルインと域内銀行の単一破綻処理メカニズム(SRM)についても効力を制限しようとする動きがある。ドラギ総裁は単一通貨圏の統合強化をあらためて呼び掛けるかもしれない。

原題:Five Things to Ask Mario Draghi Today From Oil to Negative Rates(抜粋)

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