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中信証券が新興国債券引き受けトップ-7年連続首位のHSBC抜く

  • 人民銀の利下げの恩恵で中信(CITIC)が首位獲得
  • 経済が減速する中、国内最大手証券会社が世界シェア4.3%獲得

中国政府による景気刺激策は同国最大の証券会社を債券市場の有力プレーヤーに押し上げた。ブルームバーグがまとめたデータによると、中信証券(CITIC証券)が2015年の新興国債券の引受番付でHSBCホールディングスに代わり世界首位となった。中国人民銀行(中央銀行)による利下げで資金調達コストが低下し、人民元建て国内債券の発行が急増したことが背景。

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  CITICが昨年引き受けた年限1年6カ月以上の債券は約530億ドル(約6兆2000億円)相当に上り、世界市場でのシェアは4.3%だった。そのほとんどが人民元建て。一方、2008年から14年まで新興国債券市場で支配的地位にあったHSBCの引受額は462億ドルにとどまり、2位に後退した。シェアは4%だった。

  李克強首相は、シャドーバンク(影の銀行)などからの借り入れ依存から企業を自立させるため、中国の債券市場の拡大をてこ入れしてきた。人民銀の金利引き下げは政府や民間企業の国内債券発行の増加にも寄与。債券決済機関チャイナボンドによると、昨年の国内発行額は66%増の9兆9000億元(約176兆円)となった。

  海外でもビジネスを獲得している。CITICの2015年の新興国債券ビジネスのうち外貨建ての引き受け業務の比率は前年の2.8%から11.6%に上昇した。

  今年は現在までのところ、新興国債券引き受けで1位となっているのはシェア5.2%のシティグループ、CITICは4.5%、HSBCは4.1%となっている。

原題:Citic Ends HSBC’s Seven-Year Run as Emerging Market Bond King(抜粋)

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