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鴻海、シャープに約6000億円で買収提案-関係者

更新日時
  • 月内に提案を受け入れるかどうか決める見込み-関係者
  • 報道受け、シャープ株が一時前日比25%高に急伸

鴻海精密工業シャープに約6000億円で買収提案をしたと、交渉の事情を知る関係者1人が明らかにした。

  協議が非公開であることを理由に匿名で語った関係者によると、シャープ側は月内に提案を受け入れるかどうかを決める見込み。鴻海の広報担当、朱文敏氏はコメントしなかった。

  シャープの広報担当、関喜文氏は液晶事業の構造改革などについて複数社と協議を継続しているとした上で「個別の協議の内容についてはコメントを控える」と述べた。

  シャープは再建をめぐり、政府系ファンドの産業革新機構とも協議を続けている。シャープは前期(2015年3月期)、2223億円の巨額純損失を計上し、今期の営業利益予想についても昨年10月に下方修正した。発表資料によると、同9月末の有利子負債は7587億円に上る。
  
  いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は、シャープの商品が「市場で収益を生んでいない」と指摘。再建が「最終段階でどういう形態になるか分からない」と述べた。

  鴻海を率いる郭台銘(テリー・ゴウ)会長は2012年にシャープの液晶事業の堺工場に出資し、黒字化に成功した。シャープ本体への9.9%の出資にも合意していたが、資金の払い込み前にシャープの株価が急落したため、頓挫した経緯がある。

  報道を受けてシャープ株は21日午後に一時、前日比25%高の151円まで上昇した。終値は同7%高の128円。

原題:Foxconn Said to Offer About 600 Billion Yen for Japan’s Sharp(抜粋)

(第4段落以降にアナリストコメントや株価終値を入れて更新.)
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