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中国:オペで3年ぶりの大規模な流動性供給-7兆円強

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中国人民銀行(中央銀行)は公開市場操作(オペ)を通じた資金供給を3週連続で拡大した。資本流出が大幅に増えている上に、春節(旧正月)連休を控えて資金需要が高まっており、流動性逼迫(ひっぱく)の回避を図った。

  人民銀は21日、リバースレポで3年ぶりの大きさとなる計4000億元(約7兆1000億円)を金融システムに供給した。内訳は7日物で1100億元、28日物で2900億元。さまざまな貸し出し手段を通じた人民銀による今月の純供給額は約1兆元。中国は元安加速を招いた資本の大量流出を引き起こすことなく、景気下支えのために借り入れコストを押し下げようとしている。

  ソシエテ・ジェネラルのアジア(日本を除く)金利戦略責任者、張淑嫺氏(香港在勤)は「市場はやや神経質で、春節の資金需要を賄うためにも流動性が必要だ」と指摘。人民銀による資金供給で「預金準備率の引き下げが先送りされるとの市場の見方が強まった。預金準備率引き下げ自体が為替市場の値動きにつながる可能性がある」と述べた。

  銀行間資金の取引センターNIFCによる加重平均で、翌日物レポ金利は上海時間午後1時27分(日本時間同2時27分)現在、前日比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.07%。

  スタンダードチャータードの中国担当チーフエコノミスト、丁爽氏(香港在勤)は「中国からの資本流出は何カ月も続いている。短期的な問題ではない」として、「預金準備率の引き下げが依然避けられない」との見方を示した。
 
原題:PBOC Injects Most Cash in Three Years in Open-Market Operations(抜粋)

(市場関係者の見方や短期金利などを追加して更新します.)
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