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中国最大の銅実需業者、今年の送電網プロジェクト予算を削減

世界最大の銅消費国である中国が銅を利用するプロジェクト向けの今年の予算を削減した。

  送電網で銅ケーブルを利用する中国国営送電会社、国家電網は16日、同社が運営するウェブサイトに投稿した文書で、今年の設備投資を約3%削減する計画を明らかにした。

  バークレイズのアナリストらは18日付文書で国家電網の設備投資について、昨年は17%増加し、他の実需業者の銅需要の「悲惨なまでの」落ち込みによる影響の軽減につながったと指摘している。中国の景気減速で需要が後退したことから、銅相場は昨年、年間ベースで26%下落。今年に入ってからも下げている。

  CRUグループ(北京)のアナリスト、李春蘭氏は電話インタビューで、「国家電網の銅ケーブル在庫は既に積み上がっていると考えられ、それは、特に今年1-3月(第1四半期)の送電網需要があまり堅調ではないことを意味している」と述べた。

  国家電網はウェブサイトで、設備投資を減額する理由については明らかにしていない。

  電力関連インフラへの設備投資は、世界最大の銅消費国である中国の銅需要の約40%を占め、エアコンや自動車など他のセクターの需要の落ち込みによる影響を補っている。ウェブサイトによれば、国家電網は中国の主要送電会社で、今年の設備投資額は4390億元(約7兆8000億円)となる見通し。昨年は4520億元だった。

原題:China’s Top Copper Buyer Cuts 2016 Budget for Grid Projects(抜粋)

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