コンテンツにスキップする

【個別銘柄】業績下方修正の安川電は大幅安、シャープや半導体高い

更新日時

21日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

   安川電機(6506):前日比8%安の1267円。16年3月期営業利益計画を365億円から前期比13%増の355億円に下方修正した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は同証予想367億円を下回り、ネガティブと指摘。足元の受注はモーションコントロール(MC)の減少のみでなく、ロボットも12月に減少に転じており、17年3月期業績に不透明感が漂うとみる。

  シャープ(6753):5.8%高の128円。鴻海精密工業はシャープに約6000億円で買収提案をしたと、交渉の事情を知る関係者1人が匿名を条件に明らかにした。シャープが同提案を受けるかどうかは1月末までに判断するとみられるという。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は買収で53億ドル(約6250億円)を提示している、と先んじて報じていた。

  半導体関連:SCREENホールディングス(7735)が3.2%高の835円、東京エレクトロン(8035)が1%高の6684円。日本半導体製造装置協会(SEAJ) が発表した12月の半導体製造装置のBBレシオは1.20と、受注が生産を上回ったことを示す1を半年ぶりに上回った。SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリストは、BBレシオは悪化するとみていたのに1.2と大きく改善し意外感があった、と電話取材で話した。

  ガラス2社:JPモルガン証券は日本電気硝子(5214)の投資判断を「アンダーウエート」から「オーバーウエート」に、旭硝子(5201)を「中立」から「オーバーウエート」に上げた。燃料価格の下落が利益の押し上げ要因となる上、テレビの在庫が低水準で推移している恩恵を受けると見る。また、中国のパネルメーカーは大きくシェアを伸ばしており、ガラスメーカーの価格交渉力はこれまで以上に強まっていると予想する。日電硝は3.8%高、旭硝子は5%高。

  小野薬品工業(4528):2.2%高の1万7830円。SMBC日興証券は目標株価を1万7000円から2万3000円に上げた。がん免疫治療薬「オプジーボ」をドライバーに、今後6年間の営業利益の年平均成長率は約50%と予想。16年3月期の第3四半期決算では、通期会社計画を大幅に増額修正する公算が大きいとみる。同証の16年3月期の営業利益予想を従来の180億円から200億円に、17年3月期を260億円から450億円に増額した。

  ISID(4812):2.3%高の2123円。4-12月期(9カ月変則決算)の営業利益は21億5500万円と、従来計画を20%上振れたもようと20日に発表した。15年12月期末配当予想は14円から18円に引き上げた。

  マルハニチロ(1333):3%高の1976円。15年4-12月期の経常利益は155億円前後と前年同期に比べ3割ほど増えたもよう、と21日付の日本経済新聞朝刊が報じた。国内の冷凍食品が値上げにより採算が改善し、販売数量も回復傾向にあるという。

  ベルシステム24ホールディングス(6183):2.8%高の1263円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は投資判断「オーバーウエート」、目標株価1700円で調査を開始した。コールセンター市場の拡大に加えて、伊藤忠商事(8001)グループとのシナジーにより、来期以降中期的に2桁成長が期待できると分析。株価はIPO後の低迷で同業比で割安感が強いと指摘した。

  ウェルネット(2428):11%高の2753円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は新たに投資判断「オーバーウエート」、目標株価5700円で調査を始めた。コンビニ決済代行の大手で、中長期に安定成長を見込めると評価。主要顧客となったGMOペイメントゲートウェイ(3769)からのコンビニ決済代行の伸びが売り上げをけん引するとみる。16年6月期営業利益予想は21億2800万円(会社計画20億円)、来期は23億6700万円。 

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE