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甘利再生相:罪に問われる事実「一切ない」、説明責任果たす

更新日時
  • 民主党が参院決算委で甘利氏の金銭授受報道について追及
  • 週刊文春が建設会社関係者への取材などを基に記事を掲載

甘利明経済再生相は21日、参院決算委員会で同日発売の週刊文春が掲載した政治資金問題に関し、自らの現金授受に関する報道や秘書の取った言動について調査して、説明責任を果たすと述べた上で、自らが罪に問われることは一切ないと語った。進退問題に関しても、引き続き職務を全うする姿勢を示した。安井美沙子氏(民主)への答弁。

  甘利氏は、週刊誌で報道された会社一行による大臣室への表敬訪問や、同社関係者の神奈川県の事務所訪問の事実は認め、具体的にどんな言動があったかは調査して説明すると答弁した。自らが50万円の現金を受け取ったとの報道についても事実関係を正確に把握して報告すると述べた。現金授受などが報道された秘書の言動に関しては「なぜこんなことを秘書がしたのか、本当なのかという思いだ」と述べた。

  21日発売の週刊文春は千葉県内の建設会社の総務担当者の話として、甘利氏側との金銭授受があったことを掲載。同誌は、こうした資金提供が政治資金規正法やあっせん利得処罰法違反の疑いがある、との弁護士の指摘を紹介している。

TPP担当相

  甘利氏は2012年12月の第2次安倍内閣発足以降、3年以上にわたって経済再生相を務めて政権の経済政策、アベノミクスの実行に関わってきた。環太平洋連携協定(TPP)担当相としても米国などとの交渉に当たり、大筋合意にこぎ着けた。

  民主党の細野豪志政調会長は21日午後、ブルームバーグの取材に対し、甘利氏について「非常に有能な方だし、TPPにまさに政治生命をかけて取り組まれた」と指摘。その上で、「重要な役割を担っているだけに、説明する責任は非常に大きい。それで説明がつかないのであれば、それは進退も含めて考えなければならない」と語った。

  参院決算委で安井氏が政治とカネの問題と無縁である、罪に問われるような事実は一切ないと「天に誓って言えるか」と迫ったのに対し、甘利氏は「一切ありません」と述べた。また甘利氏が交渉に当たってきたTPPの前途に関連して、辞職という選択肢もあるかとの質問に、「託された職務を全力で全うしてまいります」と述べた。安倍晋三首相は、甘利氏がしっかり説明責任を果たしてもらえると確信していると答弁した。

(民主党の細野政調会長の発言を第5段落に追加し、構成を変更します.)
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