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1月21日の欧州マーケットサマリー:株反発、債券総じて上昇

更新日時

欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の 通り。(表はロンドン午後6時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.0837   1.0890
ドル/円            117.71   116.94
ユーロ/円          127.57   127.35


株              終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600  328.51     +6.22    +1.9%
英FT100     5,773.79   +100.21   +1.8%
独DAX      9,574.16   +182.52   +1.9%
仏CAC40    4,206.40   +81.45    +2.0%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      .45%        -.03
独国債10年物     .45%        -.03
英国債10年物     1.67%       +.05


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,096.50    -5.25     -.48%
原油 北海ブレント         29.48     +1.60    +5.74%

◎欧州株:15カ月ぶり安値から反発-ドラギ総裁が3月の政策再考示唆

21日の欧州株式相場は反発。指標のストックス欧州600指数は前日 に1年3カ月ぶりの安値を付けていた。欧州中央銀行(ECB)のドラ ギ総裁が3月会合での政策再検討を示唆したことが手掛かりとなった。

ユーロ安を背景に輸出株と資源銘柄が買われた。ドラギ総裁は会合 後の記者会見で、今年に入って下振れリスクが高まったと指摘し、責務 遂行のため必要なあらゆる措置を取ると表明した。

ストックス600指数は前日比1.9%高の328.51で終了。これは先月23 日以来の大幅上昇。一時2.5%高となる場面もあった。

SEBのクロスアセット戦略責任者、トマス・ティゲセン氏(コペ ンハーゲン在勤)は、「ドラギ総裁は3月会合での緩和拡大の公算が極 めて大きいことをかなり明確にした」とし、「市場ではハト派的な ECBを材料視しているものの、それだけではセンチメント改善にはま だ十分ではない。年内に4回の利上げはしないとの米当局の発表が伴う 必要がある。だが、少なくともやや楽観的になれる状況となった」と語 った。

業種別で年初来下落率が最も大きかった資源銘柄はこの日、7.1% 上昇。前日は12年ぶりの低い水準だった。自動車株も買われた。ドイツ のフォルクスワーゲン(VW)とフランスのルノーの上げが目立った。

個別銘柄では、イタリアのモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ が43%急伸。前日までの4営業日で時価総額のほぼ半分を失っていた。 事情に詳しい関係者によると、不良債権の受け皿となるバッドバンク設 立をめぐり、イタリアと欧州委員会が今週末までに合意に至る見通しと なり、これによりモンテ・デイ・パスキがまず恩恵を受けるとみられて いる。

原題:European Stocks Advance Most in a Month After Draghi’s Comments(抜粋)

◎欧州債:総じて上昇-ドラギECB総裁が3月の政策再考を示唆

21日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が総じて上昇。欧州中央 銀行(ECB)のドラギ総裁が3月の次回会合での金融政策再考を示唆 したためだ。

ドラギ総裁の発言を受け、ドイツ10年債利回りは昨年10月以来の低 水準まで下げ、一部諸国の中期国債利回りは過去最低となった。このよ うな市場の反応は、昨年10月のECB会合直後の相場展開を想起させる ものだ。当時の総裁発言は、金融緩和拡大の確実な兆候と受け止められ た。

ECBはその後、12月3日の会合で預金金利の0.1ポイント引き下 げと量的緩和(QE)プログラムの6カ月延長を決定。しかし、期待を 膨らませていた市場はこれに失望し、ドイツ10年債利回りは2011年11月 以来の大幅上昇を記録した。

この日のドラギ総裁の発言を受け、投資家らは再び緩和策拡大の見 方を強めている。ブルームバーグがまとめたデータによれば、ユーロ圏 無担保翌日物平均金利 (EONIA)のフォワードレートが示す3月 の中銀預金金利0.1ポイント引き下げ確率は90%となっている。

キャンター・フィッツジェラルドの債券ストラテジスト、オーウェ ン・カラン氏(ダブリン在勤)は「原油価格と中国情勢が大きな懸念材 料として残ると想定すれば、ドラギ総裁が3月に新たな政策措置を講じ るとみる向きが大半となる」とし、「問題はドラギ総裁が示唆する内容 を実現できるかだ。12月の際には実際の措置への失望がかなりあった。 同じような失望が起きるリスクは非常に大きい」と語った。

ロンドン時間午後4時48分現在、欧州債の指標とされるドイツ10年 債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下 の0.45%。一時は0.43%まで下げ、昨年10月28日以来の低水準を付け た。ドイツ5年債のほか、オーストリアとベルギー、フランス、フィン ランドの2年物国債の利回りが過去最低を記録した。

原題:Bond Investors Forget December Dismay as Draghi Put Rises Again(抜粋)

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