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きょうの国内市況(1月21日):株式、債券、為替市場

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●日本株続落、原油や海外景気懸念強く全業種下げる-午後崩れ安値引け

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  東京株式相場は続落。下げ止まらない原油市況の行方や海外景気・株式市場の先行き不安が根強く、銀行やその他金融など金融株、不動産や食料品、電気・ガス、陸運株など内需セクター中心に東証1部33業種は全て安い。株価の割安さを見直す格好で午前は反発して終えていたが、午後に入ると先物主導で崩れ、主要株価指数はこの日の安値引け。

  TOPIXの終値は前日比37.48ポイント(2.8%)安の1301.49、日経平均株価は398円93銭(2.4%)安の1万6017円26銭。両指数とも連日の昨年来安値更新で、およそ1年3カ月ぶりの低水準。心理的節目の1300ポイント、1万6000円割れ寸前だった。

  富国生命保険の山田一郎株式部長は、「プレーヤーが変わっているようだ。個人が日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信を売っているほか、銀行がかなりETFを切らざるを得ず、国内のフローが大きい」との見方を示した。資金の流れが変化している背景には米国の利上げ局面入りがあり、「立て続けに年4回行うと米連邦準備制度理事会(FRB)の主要メンバーが発言していることは、マーケットとの食い違いがある」と言う。

  東証1部33業種はその他金融や不動産、食料品、電気・ガス、銀行、陸運、小売、卸売、輸送用機器、繊維などが下落率上位。東証1部の売買高は31億8594万株と昨年8月26日以来の高水準。売買代金は3兆846億円と8営業日ぶりに3兆円台に乗せた。上昇銘柄数は60、下落は1860。

  売買代金上位では三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループのメガバンク3行が下げ、ソフトバンクグループやトヨタ自動車、オリックス、ホンダ、三井不動産、東京電力、JT、三井物産も安い。今期業績計画を下方修正した安川電機は大幅安。一方、フォックスコンが53億ドルの買収案を提示したと米紙WSJが報じたシャープが急伸。JPモルガン証券が投資判断を上げた旭硝子も上げ、小野薬品工業や東京エレクトロン、ピジョンも高い。

●債券下落、株急落受け益出し売り懸念-20年入札順調で超長期には買い

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  債券相場は下落。株式相場の急落を受けて、最高値圏で推移している債券で益出しの売りが出るとの懸念が広がった。一方、今日実施の20年債入札結果が市場予想を上回り、順調となったことを受けて超長期債などには買いが入った。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は、前日比3銭高の149円62銭で開始。直後から水準を切り下げ、149円51銭まで下げた後、横ばい圏に戻した。午後発表の20年入札結果が順調となり、いったん149円63銭を付けたが、株価が急落すると水準を下げ、149円50銭まで下落。結局は8銭安の149円51銭と、この日の安値圏で引けた。

  BNPパリバ証券の藤木智久チーフ債券ストラテジストは、「20年債入札は堅調だった。リスク回避下で海外勢が短期ゾーンで換金売りを行っている可能性がある中、投資家の志向は自然と超長期に向かっている」と話した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の341回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.21%で開始。午後に入ると一時、1.5ベーシスポイント(bp)高い0.225%と15日以来の水準まで上昇した後、0.22%に戻している。

  新発20年物の155回債利回りは0.5bp高い0.925%で開始し、0.93%まで上昇した。20年入札後には0.915%まで低下し、その後は0.92%で推移。新発30年物の49回債利回りは1bp高い1.205%を付けていたが、午後は1.185%まで低下した。

  財務省が午後発表した表面利率1.0%の20年利付国債(155回債)の入札結果によると、最低落札価格は101円20銭と市場予想を5銭上回った。小さければ好調さを示すテールは7銭と前回の11銭から縮小。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.49倍となり、前回の3.07倍から上昇した。

●円が上昇、中国経済・原油安懸念でリスク回避根強い-対ドル116円台

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  東京外国為替市場では円が上昇。中国経済や原油相場をめぐる先行き不透明感を背景に、リスク回避に伴う円買い圧力が根強く残った。

  午後3時53分現在のドル・円相場は1ドル=116円71銭付近。午前に一時117円48銭までドル高・円安に振れたが、午後は日本株が失速したのに連れて、一時116円62銭まで円が値を戻した。円は主要16通貨に対して、午前にいったん全面安となっていたが、午後には一転して全面高となった。

  外為どっとコム総合研究所の石川久美子研究員は、「政府・日銀が何かするのではないかといううっすらとした期待はありながらも、本当にそうなるとは誰も思っていないので、相場のトレンドにつながりにくい」と指摘。「リスクオフの流れを作ったのは中国と原油安」と言い、ドル・円の戻りは鈍く、リスク回避の可能性の方が高いとみる。

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