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ブラジル中銀:政策金利を据え置き-リセッション悪化見通しで

更新日時
  • ブラジル経済は1世紀余りで最悪の景気低迷に陥る見通し
  • トンビニ中銀総裁はIMFの成長見通し下方修正を「重要」と指摘

ブラジル中央銀行は20日、大方の予想に反して政策金利を14.25%に据え置くことを決定した。同国経済はこの数十年で最悪のリセッション(景気後退)に陥ると見込まれており、これが2桁台に上るインフレ率の鈍化につながると予想している。

  ブルームバーグが調査したエコノミスト57人中15人だけが金利据え置きを予想。金利据え置きは4会合連続。28人が0.50ポイントの利上げ、14人が0.25ポイントの利上げを予想していた。金融政策委員会のメンバー8人のうち2人が0.5ポイントの利上げに投票した。

  ブラジル中銀の昨年11月の会合以来、インフレ上昇と中銀のタカ派的見解を受けて大半の市場関係者は0.5ポイントの利上げを予想していた。こうした予想やトレーダーの利上げ観測をひっくり返したのが、19日の国際通貨基金(IMF)のブラジル経済見通し下方修正だ。IMFは同国のリセッションの悪化および長期化を見込んでおり、この下方修正についてブラジル中銀のトンビニ総裁は「重要」だと指摘した。

Deepening Recession

  コンサルティング会社ローゼンバーグ・コンスルトレス・アソシアドスのチーフエコノミスト、タイス・ザラ氏は、「IMFを言い訳に使ったような印象を与える」と指摘した上で、「金利据え置きは妥当だが、中銀当局者らは前回会合以降、こうした議論を交わしてこなければいけなかったはずだ」と述べた。

  IMFは2016年のブラジル経済成長についてマイナス3.5%との見通しを示し、昨年10月時点の予想であるマイナス1%から引き下げたほか、17年については停滞すると予測。ブラジル経済は1世紀余りで最長の成長なしの局面に陥ることになる。

原題:Brazil Balks at Rate Rise, Picks Recession Fight Over Prices (1)(抜粋)

(第3段落以降に背景と追加して更新します.)
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