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ヘッジファンド業界、15年10-12月期は4年ぶりに資金流失-HFR

  • 典型的ファンドの15年成績はマイナス1%、大手は資金集めに成功
  • 今年の投資を左右する最重要テーマの一つが「Brexit」

ヘッジファンド業界からは昨年10-12月期に、四半期ベースでは4年ぶりに顧客資金が純流出した。

  シカゴに本拠を置くヘッジファンド・リサーチ(HFR)の20日のリポートによると、投資家は同四半期に差し引き15億2000万ドル(約1770億円)を引き揚げた。運用資産が2兆9000億ドルの同業界で、典型的なファンドの2015年の成績はマイナス1%、10-12月期はプラス0.8%だったことを、HFRIファンド加重総合指数が示した。

  HFRのケン・ハインツ社長は、変動激しい現在の市場環境下で投資家は「資本を維持できる戦略を探している」と述べ、「2016年はS&P500種株価指数が30%上昇するというには程遠いポジションを取っている」と付け加えた。ヘッジファンドからの資金流出が続くとは思わないとも語った。

  同社によれば、昨年の資金集めが比較的うまくいったヘッジファンドは大手。運用資産が50億ドルを超えるファンドは昨年に計312億ドルを集めたが、10億-50億ドル規模のファンドでは同60億ドルだった。

  ハインツ社長は英国が欧州連合(EU)を離脱する可能性のある「Brexit」の議論が世界のマクロヘッジファンドにとって最大の関心事の一つだと指摘。「結果がどう出るのか、コンセンサスがない」ことが影響していると説明した。ファンドの他の注目事項については、原油値下がり継続の意味合いや信用市場の流動性をめぐる問題、テロを含む地政学的リスクを挙げた。

原題:Hedge Funds Suffer First Quarterly Net Outflows in 4 Years (1)(抜粋)

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