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中国の百度:さらなる買収の用意-オンライン市場で競争力強化狙う

  • 戦略にはパートナーシップや合弁が含まれると張社長
  • 百度はO2Oでアリババやテンセントと競合、スパコン投資進める

中国のインターネット検索エンジン最大手、百度(バイドゥ)は買収を模索する一方、スーパーコンピューティングへの投資を増やしている。急成長が続く国内のオンライン消費者市場で優位に立つのが狙いだ。

  百度はこの2年間で合計27億ドル(約3140億円)を超える買収を発表した。同社の張亜勤社長は20日、世界経済フォーラム(WEF)年次総会が開かれるスイスのダボスでインタビューに応じ、さらなる買収に動く用意があると述べた。百度は、インターネットをベースとした食品配送や動画ストリーミング、銀行、保険に至るさまざまなサービスの買収もしくは構築で、アリババ・グループ・ホールディングやテンセント・ホールディングス(騰訊)と競争を続けている。

  張社長は「買収対象となり得る多くの企業と協議している。M&A(企業の合併・買収)は当社の戦略の重要な部分を占める。インターネットは大きなエコシステムで、当社はそうしたシステムを創り出す上でさらなるパートナーシップを模索していく」とした上で、「経営権の取得は目指していない」と加えた。

  中国の大手インターネット企業は、オンライン・ツー・オフライン(O2O、オンラインと実店舗などオフラインが連携して消費者を呼び込む施策)の分野に軸足を移しつつある。インターネットコンサルティング会社アイリサーチ(上海)によれば、この分野は2017年までに7兆2000億元(約127兆2000億円)規模に膨らむ可能性がある。

  同分野のサービスで優位に立つため、百度はスーパーコンピューティングの能力向上に資金を投じている。

  張社長は「音声認識、画像認識、機械翻訳、ディープラーニング(深層学習)、ニューラルネットワーク(神経回路網)といったものが長期的、そして短期的にも当社の競争力を高める」と説明した。  

原題:Baidu Ready for More Deals to Keep Pace in Online Services (1)(抜粋)

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