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バークレイズ1000人超削減、アジア業務縮小230人に影響-関係者

更新日時
  • 複数のアジア諸国から撤退するが、プライムブローカレッジは維持へ
  • 投資銀のボーナス原資は前年に比べ少なくとも10%減る可能性

英銀バークレイズのジェス・ステーリー最高経営責任者(CEO)は、投資銀行部門で新たな人員削減を開始し、全世界で1000人余りを減らす一方、複数のアジア諸国から撤退する計画だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  関係者の1人によれば、バークレイズは現物株業務の廃止などを通じてアジア太平洋で約230人を削減し、豪州と台湾、韓国、マレーシアの業務から撤退する。日本および香港、中国、シンガポール、インドの業務、アジアのデリバティブ(金融派生商品)とプライムブローカレッジ業務は今後も維持する。

  ステーリーCEOとジョン・マクファーレン会長は3月1日の通期決算発表の際に広範な戦略の見直しを発表する予定。バークレイズのロンドン在勤の広報担当者はコメントを控えている。同行が1000人余りを削減すると英紙フィナンシャル・タイムズ(FT、オンライン版)が20日先に報じていた。

  複数の関係者によると、日本ではバークレイズ証券の中居英治社長が21日午前、現物株業務から撤退し、デリバティブとプライムサービス、電子取引にフォーカスすると社員らに伝えた。約80人が削減対象となる見通し。

  関係者の1人が語ったところでは、企業の合併・買収(M&A)助言および株式・債券発行の引き受け業務を含む投資銀行部門については、アジアで40-50人が削減されることになりそうだ。

  バークレイズが顧客宛てに送った文書の内容をブルームバーグが確認したところでは、同行はアジアの全ての現物株リサーチとセールス、トレーディング、アジア全域の転換社債トレーディング業務から撤退する。株式リサーチチームは、アジアで上場されている株式のカバーを直ちに停止する。

  関係者の1人によれば、投資銀のボーナス原資は前年に比べ少なくとも10%減る可能性がある。別の関係者によると、バークレイズは報酬について最終決定を行っておらず、通常の2月半ばより遅い3月にボーナスの支払いを行う計画という。2014年の投資銀のボーナス原資は前年を24%下回る10億ポンド(約1660億円)だった。

原題:Barclays Said Trimming 1,000 Jobs, About a Quarter in Asia (1)(抜粋)

(アジア太平洋での人員削減の詳細について追加して更新します.)
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