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米ゴールドマン、債券業務で「強気のシナリオ」ーモルガンSと対照的

更新日時
  • ゴールドマンの投資銀は債券トレーディング業務に引き続きコミット
  • CFOは低リターンの中で競合他社の撤退が続くと予想

ゴールドマン・サックス・グループは、競合他社が債券業務から撤退しようと、2015年の同業務収入が金融危機後の最悪であろうと、同事業から離れる考えはない。

  ハービー・シュワルツ最高財務責任者(CFO)は20日、アナリストとの電話会議で「債券についてかなり大胆な強気シナリオが考えられると思う」と語った。現時点での全社的な見通しではないが「状況に対応していく。上向きのシナリオが考えられるのは確かだ」と付け加えた。

  債券トレーディングが復活するシナリオの一つは、世界の中央銀行の政策乖離(かいり)と世界経済成長の加速を受けて顧客が債券とデリバティブ(金融派生商品)の売買を増やすことだと同CFOは説明した。20日の発表によると、2015年のゴールドマンの債券トレーディング収入は会計調整を除いたベースで71億ドル(約8270億円)と、少なくとも07年以来の低水準だった。

  シュワルツCFOの発言はゴールドマンがトレーディングに関する戦略を変更しない姿勢をあらためて示した。対照的に、モルガン・スタンレーは債券トレーディング業務の見通しは明るくないと結論付けた。同社のジョナサン・プルーザンCFOは19日、「債券業務について業界全体で分け合える収入の総額は減少してきたし、縮小が続いている。当社はこの収入総額が早期に回復する可能性は非常に限られているという結論に達した」と語った。
  
原題:Goldman Sees ‘Bull Case’ in Bonds With Morgan Stanley in Retreat(抜粋)

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